韓国生まれのパンダの中国での環境改善訴え、ファンが米紙に一面広告―韓国メディア

Record Korea    2024年7月21日(日) 6時0分

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韓国から中国に返還されたジャイアントパンダの「フーバオ」をめぐり、韓国のファンが一面広告を出してフーバオの環境改善を訴えたとの報道が中国のSNS上で注目を集めた。

4月に韓国から中国に返還されたジャイアントパンダの「福宝(フーバオ)」をめぐり、韓国のファンが米ニューヨーク・タイムズ紙に一面広告を出してフーバオの環境改善を訴えたとの報道が中国のSNS上で注目を集めた。

中国メディアのVista看天下は韓国メディア・中央日報の報道として、韓国のフーバオファンが広告で、フーバオの環境改善や健康と生活条件の透明化などを含む「フーバオに対するより良い世話」を中国側に求めたことを伝えた。

ファンは、フーバオが暮らす中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥龍神樹坪基地がフーバオを利用して利益をむさぼり、世話の条件も適切ではないと非難している。

報道によると、広告資金を集めたのは韓国のネット上のファンコミュニティーのメンバーで、同コミュニティーは5月にもニューヨークのタイムズスクエアでフーバオの映像を流した。これら二つの広告のために集められた資金は1億5000万ウォン(約1700万円)を超えるという。

一方、フーバオが韓国にいた時の飼育員は7月初旬にフーバオの元を訪れた際、フーバオの生活条件を積極的に評価し、現地スタッフの努力を称賛したという。

フーバオは韓国で2020年7月に生まれたメスのパンダで、返還前の最終公開日に詰めかけたファンは数千人に上ったと伝えられている。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では今回の報道に、「フーバオはわれわれの国宝」「まるでフーバオが自分たちのものであるかのようだ」などの声が上がったほか、「こんなにたくさんの人がフーバオを愛してくれて、内心うれしい」との声も寄せられた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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