太陽光動力超小型ドローンを開発―中国

人民網日本語版    2024年7月20日(土) 16時0分

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北京航空航天大学の科学研究チームは独自に開発した新型静電モーターを利用し、重さがわずか4.21gの太陽光動力超小型ドローンの開発に成功した。

北京航空航天大学の科学研究チームは独自に開発した新型静電モーターを利用し、重さがわずか4.21gの太陽光動力超小型ドローンの開発に成功した。完全な自然光エネルギーによる持続的な飛行を実現した。関連成果は18日、国際的学術誌「ネイチャー」に掲載された。新華社が伝えた。

太陽光で大型ドローンを駆動することはもはや新しいことではない一方で、超小型ドローンを駆動するために太陽エネルギーをどのように利用するかについては業界の難題だった。現在のドローンは通常、従来的な電磁モーターをエンジン部品として使用している。超小型ドローンにとって、電磁モーターを超小型にすると回転速度が上昇し発熱が増加し、エネルギー変換効率が急激に低下すると同時に、機体が大面積ソーラーパネルの重さに耐えられないため、飛行できなくなる。

同大学エネルギー・動力工学院の漆明浄教授は、「チームは革新的に新しい静電駆動方式を打ち出した。回転速度が低く、発熱が少なく、変換効率が高い超小型静電モーターを開発し、超小型飛行体の完全な自然光エネルギーによる離陸と持続的な飛行を実現した」と説明した。

同院の閆暁軍教授は、「太陽光超小型ドローンは長い航続時間を実現した。今後さらに開発すれば、緊急救助や狭い空間での検査などのシーンで応用される見込みだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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