2024年7月19日、大手スポーツウェアブランド・ナイキの中国語公式サイトが発表したプロモーション動画が中国のネット上で物議を醸した。

四川ラジオ・テレビ局の微博アカウント「四川観察」は22日、ナイキの中国語版サイトが19日に新しいプロモーション動画を発表したところ、動画内でアスリートが卓球のラケットの縁をペロリとなめるシーンがあり、ネット上で議論を呼んだと伝えた。

同アカウントの記者がナイキの公式カスタマーサービスホットラインに連絡してこの件について問い合わせたところ「フィードバックをするつもりではあるが、現時点で正確な回答ができない」とのみ回答があったという。

この件について、中国のネットユーザーは「中国の卓球が世界一だと知っててわざとやっただろ」「とてもおかしな撮影手法だ。なめるのじゃなくてキスをするなら良かったのではないか」「自分の道具をなめるアスリートなどどこにいるのか」「何を訴えたいのか。ラケットがきれいってことなのか、それともラケットがあめみたいに甘いってことなのか」「センシティブになりすぎて逆におかしくなっちゃったのか」といった感想を残している。

また、ナイキが人権問題を理由として新疆ウイグル自治区産の綿の使用を中止したことに改めて言及して批判するユーザーも多く見られた。（翻訳・編集/川尻）

Winning Isn’t For Everyone. It’s for those who do whatever it takes. #WinningIsntForEveryone #Paris2024 @Olympics pic.twitter.com/SRk3stApJu

— Nike (@Nike) July 19, 2024