動画配信サービス・優酷（YOUKU）がこれまで同プラットフォームで配信されたドラマのベストランキングを公開。７月22日までの総視聴回数を基にランキング化したものとなる。

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トップ10の顔ぶれは、「宮廷の諍い女」（2011年）、「明蘭～才媛の春～」（2018年）、「琉璃～めぐり逢う2人、封じられた愛～」（2020年）をトップ3に、「人民的名義」（2017年）、「新・白蛇伝～千年に一度の恋～」（1992年）、「東宮～永遠の記憶に眠る愛～」（2019年）、「少帥」（2016年）、「西遊記」（1986年）、「デイ・アンド・ナイト－同じ顔を持つ2人の追撃者－」シーズン1（2017年）、「大明王朝～嘉靖帝と海瑞～」（2007年）と続いている。

特筆すべきは、今最も勢いがある俳優チョン・イー（成毅）をめぐって起きているプラットフォーム同士の争奪戦だ。動画配信3強のうち愛奇芸（iQIYI）は去年、チョン・イー主演の武侠ドラマ「蓮花楼」の大ヒットで競争力が向上。今年は5月にクランクアップした「狐妖小紅娘・王権篇」を抱えているほか、「蓮花楼」配信1周年を記念して全話無料公開のキャンペーンを行うなど、会員の引き留めに全力を注いでいる。

一方で、騰訊視頻（テンセントビデオ）は、愛奇芸に食い下がる形で武侠ドラマ「赴山海」の共同プロデュースを発表し、話題が集中。これに後れを取らない形で、優酷も次のサスペンス時代劇「長安二十四計」にチョン・イーが出演すると一方的に宣言したほか、「沈香の夢」配信2周年の日に同じく無料配信を行うと発表した。

これまで出演作を軒並みヒットさせてきたチョン・イーをめぐって、各プラットフォームはあの手この手を尽くしているようで、企画中の「長安二十四計」次第で優酷のドラマランキングはさらに更新されると思われている。（翻訳・編集/RR）