Record China 2024年7月28日(日) 23時0分
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23日、環球網は中国の小説「三体」が日本で人気を博していることに触れ、「日本人は何から中国を理解しているのか」と題する文章を掲載した。
2024年7月23日、中国メディアの環球網は中国の小説「三体」が日本で人気を博していることに触れ、「日本人は何から中国を理解しているのか」と題する文章を掲載した。
文章は、劉慈欣(リウ・ズーシン)の小説「三体」について、日本で日本語版が発売されて1週間で10回も重版されると「神話」が生まれるほどの人気を博し、日本の書店員が「過去30年間で、このような売り上げを達成できたのは村上春樹の本だけだ」と語ったことを紹介。アマゾンジャパンでは各巻がそれぞれ星4.5以上の評価を得ていると伝えた。
その上で、日本が古代より漢学を積極的に取り入れ、遣唐使や中国の僧侶が日本に持ち込んだ漢籍(中国の書籍)が盛んに複製されて知識人の間に広がり、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗といった戦国時代の武将たちも漢文の訓読に親しみ、漢詩を残したと指摘。また、 江戸時代には吉田松陰や高杉晋作などの学者が漢学で高い業績を残していると紹介した。
そして、現代の日本人も漢籍を決して好まないわけではないものの、中国から輸入される書籍の多くが学者向けの古典文学作品であり、大衆の嗜好(しこう)に合わない状態が続いてきたことを指摘。「今は中国の経済や時事問題、社会動向などに関心を持つ日本人が増えており、日本の書店の本棚にもはっきりと反映されているとし、中国から輸入される本にも変化が生じ、中国の漫画作品が輸入されて陳列されるケースも目立って増えてきた」と伝えた。
さらに、日本の若い世代は中国からの輸入本にとどまらず、「デジタルネイティブ」の特性を活かして微博(ウェイボー)や小紅書(RED)などのオンラインプラットフォームでアカウントを作り、中国に関する情報をよりスピーディーかつタイムリーに吸収しているとも伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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