人民網日本語版 2024年7月25日(木) 8時30分
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「郷創」の発起人の封新城さんは日本の「越後妻有アートトリエンナーレ」からヒントを得て中国の農村のモデル転換を試みている。写真は鳳羽大地アートバレー。
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日本の大地の芸術祭「越後妻有アートトリエンナーレ」は世界でも最大規模を誇る屋外国際芸術祭。自然とコミュニティーを見事にコラボレーションさせているほか、芸術を活用して農村の振興を働きかけるモデルケースとなっている。中国の雲南省の歴史ある村・鳳羽鎮で、その再現にチャレンジするメディア関係者で、「郷創」の発起人である封新城さんはこのほど取材を受け、「日本の経験を参考にして、中国の農村のモデル転換をめぐる問題の解決策を見つけたい」としたほか、「鳳羽大地アートバレー」を企画することになった経緯や、農村建設に対する見方について語った。人民網が伝えた。
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封さんは「2013年に笹川日中友好基金の『中国のメディア関係者訪日プロジェクト』に参加して、日本を訪問し、地域振興について視察した。日本の農村建設を自分の目で見て、中国の農村のモデル転換の助けとなる経験がたくさんあると感じた」と話す。そして、2014年に再び笹川日中友好基金の交流プロジェクトに参加した時に、「越後妻有アートトリエンナーレ」に足を運び、大きく心を動かされたという。「日本のような芸術に対するコンセプトを立ち上げて、中国全土、ひいては世界各国の芸術を愛する人々に鳳羽に足を運んでもらい、山などの美しい大自然の景色を目にし、現地の風土や文化を経験して欲しい」と話す。
そして、「私が打ち出した『郷創』というコンセプトと鳳羽での『大地アートバレー』開催というチャレンジは、笹川日中友好基金のサポートの下で咲いた花であり、中国の特色ある農村振興という実を今結んでいると言える」とした。
メディア関係者から「郷創」の発起人へと肩書が変わった今も、封さんは笹川日中友好基金との密接な交流を保っている。そして「郷創」の実践が大理ペー族自治州で成功を収めた後も、封さんは笹川日中友好基金が企画した交流プロジェクトに何度も参加しているほか、中国の農村建設の経験を日本の関連分野の従事者に紹介し、日中両国のメディア交流、農村建設を巡る協力展や情報共有といった面で積極的に貢献している。封さんは「農村建設を志す一人でも多くの人が、私を見て、希望や可能性を見出してほしい」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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