王毅中国共産党政治局委員・中央外事活動委員会弁公室主任は23日、北京市内で、日本の森山裕自民党総務会長と会談しました。

王委員は、「森山会長は長期にわたり両国関係の改善と発展を支持し、関心を寄せている」と称賛した上で、「昨年11月、習近平国家主席が岸田文雄首相とサンフランシスコで会談した際、われわれが努力する方向性を示した。中国共産党第20期中央委員会第3回全体会議が閉会し、中国は改革をさらに全面的に深化させていく。これは日本の発展と両国の協力により多くのチャンスを提供するだろう」と述べ、若い議員を含むより多くの日本の政治家の中国への訪問に歓迎の意を示しました。

王委員はまた、福島核汚染水の海への排出や台湾問題などについて中国の立場と関心を表明し、「核汚染水の海への排出は人類の健康、海洋環境、国際的な公共の利益に関わる問題だ。当面の急務は長期的な国際モニタリングメカニズムを構築することで、中国など利害関係者の全面的かつ効果的な参加を確保すべきだ。台湾問題は両国関係の政治的基礎に関わる問題だ。日本は中日の四つの政治文書の精神を厳守し、台湾問題において言行を慎み、両国関係の基礎が損なわれたり、揺らいだりしないよう確保すべきだ」と指摘しました。

森山会長は湖南省などが洪水に見舞われたことに慰問の意を示した上で、先輩の政治家の友好的伝統を継承・発揚し、両国の指導者が達成した重要な共通認識に基づいて、両国の戦略的互恵関係の持続的な発展を推進していきたいとの意志を表明しました。（提供/CRI）