香港メディアの香港01は24日、中国人女性が香港の飲食店店員の態度に不満を示したものの、ネットユーザーからは女性へのツッコミが寄せられていると伝えた。

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記事によると、女性はこのほど中国のSNS・小紅書（RED）で「二度と香港には来ない（差別された旅行）」と題する投稿を行った。女性は香港の風景やグルメなどにあこがれを抱いて現地を訪れた一方、旅行中に不快な出来事にたびたび遭遇したと主張している。

女性が特に腹を立てているのが、旺角（モンコック）の飲食店を利用した時の出来事。女性によると、友人らと一緒に訪れていたが「暑くてぼーっとしていた」ため自分が全員分の支払いをすることをうっかり忘れて店を出てしまった。すぐに気付いて引き返して支払ったところ、店員が笑いながら「あなたたちは中国で食事してもお金を払わないんですか？」と皮肉っぽく言ってきたという。

女性は驚きのあまりうまく反応できず、先を急いでいたため「いいえ」とだけ答えて店を後にした。女性は、別のパン屋でも香港ドルでしか支払いができないことを知らなかったことで「店員から差別的な視線を向けられた」と訴えた。

また、「タクシー運転手の態度が悪い」とも指摘した。尖沙咀（チムサーチョイ）からホテルまで利用しようとしたものの、運転手が提示した値段が高すぎたため不満を伝えたところ、「じゃあ歩いて行ってください」と“傲慢な感じ”で言われたほか、ホテルのエントランス前で客を下ろしたタクシーに乗ろうと声をかけた際には乗車を拒否されたと説明。ほかにも、「食べ物がおいしくなかった」「衛生環境が悪かった」点も不満として挙げた。

この投稿に他のユーザーからは「確かにあまりいい感じはしない」「猛烈に賛同する」「（飲食店で）支払いを忘れていただけで、支払わなかったわけでもないのにそこまで言われる筋合いはない」「香港のサービスは本当にひどい」といった声が上がる一方、「どこが差別なの？」「最初の店では自分が支払わずに店を出たのが悪く、次の店では自分が香港ドルを準備していなかったのが悪い。これを差別と言えるのか？」「自分の落ち度を他人のせいにして『差別』と言うのは理解不能」といったツッコミも寄せられていたと、同記事は伝えている。（翻訳・編集/北田）