「三峡ダムが決壊」はデマ―中国メディア

人民網日本語版    2024年7月25日(木) 12時30分

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SNSのXで最近、「中国の三峡の11カ所のダムが全部決壊し、1975年以来の大洪水が発生している」といったデマが拡散している。

SNSのX(旧ツイッター)で最近、「中国の三峡の11カ所のダムが全部決壊し、1975年以来の大洪水が発生している」といったデマが拡散している。こうしたデマやフェイクニュースには、「三峡ダムが決壊し、数千世帯が避難した」とする長さ30秒ほどの動画まで添えられている。

その真相は?

「InVID」というソフトウェアを使用し、ネット上で流れている動画をファクトチェックすると、その動画は2021年の時点ですでにネット上に流れていたことが分かった。

それは、2021年7月21日、動画共有サービス・YouTubeのチャンネル「Project Earth」にアップされた4分28秒的の動画の一部で、その32秒から1分1秒の部分が切り取られていた。同じ時期にSNSや中国から公式発表された関連動画と比べると、それは2021年7月20日に、河南省鄭州市の市内を走る道路・京広快速路の北トンネルで発生した浸水被害を捉えた動画であることが断定できた。

新華社の報道によると、2021年7月17日から23日までの7日間、河南省は記録的な豪雨に見舞われ、洪水が発生した。

三峡ダムが決壊?

新華社の10日付の報道によると、7月に入り、長江上流の水位が上昇し続けると予想されているため、洪水のピークが到来する前に、貯水量の適切な調整を行う目的で、中国水利部・長江水利委員会は、三峡ダムのゲートを今月10日午後2時と6時に、1門ずつ開いて放流を開始した。そして、放流量を1秒当たり2万7000立方メートルから3万1000立方メートルに少しずつ増やしていった。新華社が掲載しているドローンで撮影した写真を見ると、三峡ダムは正常に放流を行っており、決壊など生じていない。

また、長江水文網が発表している水位に関するリアルタイムデータによると、22日午後3時の時点で、三峡ダムの水位は161.5メートル、放流量は1秒当たり3万4500立方メートルとなっていた。

2020年7月当時、三峡集団・長江電力三峡梯調センターの主任助手を務めていた鮑正風(バオ・ジョンフォン)さんは以前、取材に対して、「三峡ダムの制限水位は145メートル。増水期になると、ほぼ145メートルで運行される。つまり、洪水調節を講じる必要のない時は、ダムの水位は145メートルほどで推移し、洪水防止のためにコントロールできる余地を残している。三峡ダムの平常時最高貯水位は175メートルで、160メートルというのは、175メートルと145メートルの真ん中となる水位」と説明していた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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