新職業の「調飲師」、中国伝統の茶文化をドリンクとしてオシャレにアレンジ

人民網日本語版    2024年7月25日(木) 17時30分

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「新中国スタイルのティードリンク」と呼ばれるオシャレなティードリンクがにわかに人気を集めている。

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中国緑茶の黄山毛峰や太平猴魁、祁門紅茶の発祥地である安徽省黄山市で今、「新中国スタイルのティードリンク」と呼ばれるオシャレなティードリンクがにわかに人気を集めている。新華社が伝えた。

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こうしたティードリンクを作る「調飲師」の汪蓀(ワン・スン)さんは、黄山市徳茗舍茶芸職業訓練学校の校長だ。中国人的資源・社会保障部がここ数年間に発表した新職業に名を連ねていた「調飲師」は、茶葉をベースに、フルーツやミルク、乳製品などを使って、カラフルでオシャレかつ栄養価に富んださまざまな味わいのティードリンクを作り出すのが主な仕事だ。


2021年、汪さんは新しいお茶のトレンドに乗り、黄山市において率先して、「新中国スタイルのティードリンク」の研究や普及を展開していった。


バーテンダーに着想を得た汪さんは、伝統ある黄山茶をベースにして、カクテルを作る道具を使って、茶とフルーツ、中医薬、酒釀(米から作った中国の発酵食品)、氷などをブレンドし、香りや味わいに優れ、見た目もユニークなティードリンクを生み出していった。



「新中国スタイルのティードリンク」は、「90後(1990年代生まれ)」や「00後(2000年以降生まれ)」の若者を中心に大人気となり、ティードリンクの作り方を学びたいとやって来る人も急増している。


汪蓀さんは、「従来の淹れ方で作ったお茶よりも、若者はいろんな味わいで、ヘルシーかつオシャレなティードリンクを好む。私たちが作る『新中国スタイルのティードリンク』はそんな若者の消費のトレンドにぴったり」と話す。


黄山市では今、ティードリンクブランドや商品が続々と登場し、消費者の間で人気となっている。


黄山市の「新中国スタイルのティードリンク」のパイオニアである汪さんは、「『調飲師』はチャンスとチャレンジが共存する新職業。『ティードリンク』は伝統的な中国茶がベースで、『調飲師』になるためには、まず伝統的な茶文化に関する知識をある程度積み重ねなければならない。伝統的な茶文化を継承すると同時に、テクノロジーを活用して伝統に新たな活力を注入し、現在のトレンドに合わせた新しい商品を作り続けなければならない」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KN)



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