エレベーター内でバッテリー炎上の衝撃映像が話題、消防当局「持ち込まないで」と注意喚起―中国

Record China    2024年7月26日(金) 0時0分

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中国のSNS・微博で25日、「エレベーター内でバッテリーが燃え上がり当事者が26日後に死亡」がトレンド入りした。

中国のSNS・微博(ウェイボー)で25日、「エレベーター内でバッテリーが炎上、当事者は26日後に死亡」がトレンド入りした。

広東省珠海市の微博アカウント・珠海特区報は同日、「最近ネット上で話題になっている」としてある衝撃的な映像をシェアした。

映像は集合住宅のエレベーター内およびロビーの監視カメラで撮影されたもので、エレベーター内の監視カメラには男性がバッテリーを持って乗り込み、ドアが閉まった直後にバッテリーから猛烈な勢いで火が噴き出し、瞬く間に炎に包まれる様子が映っている。また、ロビーの監視カメラには鎮火後、救護員が全身黒焦げになった男性を外に引きずり出す様子が映っている。

同アカウントによると、事故は2021年10月8日に同省広州市で発生した。妻が「バッテリーが熱い」と言ったため、男性が外に持ち出して冷まそうとしたところ事故が起きたという。男性は全身やけどなどを負い、26日後に死亡した。

消防当局は出火原因を電動自転車のリチウムイオン電池の熱暴走と認定。「電動自転車やバッテリーをエレベーターに持ち込んだり、室内に運んで充電したりしないように」と注意を呼び掛けている。

中国のネットユーザーからは「持ち出すのが少し遅れてたら妻の命もなかったかも」「他の人が乗っていなかったのが不幸中の幸い」「バッテリーは絶対にエレベーターに持ち込ませてはならない」「エレベーターがある団地で(この映像を)繰り返し流した方がいい」「電動自転車のバッテリーの品質は本当にきちんと管理すべきだ」といったコメントが寄せられている。

国家消防救援局の統計によると、2023年に中国で報告された電動自転車による火災は約2万1000件に上り、その多くがバッテリーの不具合が原因だった。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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