CRI online 2024年7月25日(木) 18時50分
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考古学者が2022年から2024年にかけて、四川省広漢市にある三星堆遺跡で玉石器の生産加工に関連する遺跡を新たに発見し、専門家が初歩的に玉石器の「作業場」と判断しました。
中国南西部の四川省文物考古研究院が23日に明らかにしたところによりますと、考古学者が2022年から2024年にかけて、四川省広漢市にある三星堆遺跡で玉石器の生産加工に関連する遺跡を新たに発見し、専門家が初歩的に玉石器の「作業場」と判断しました。この作業場は商代(紀元前1600〜前1046年)中期、今から約3500〜3400年前のもので、三星堆祭祀坑の埋蔵時期よりも早いものとされています。この発見は三星堆遺跡の考古学発掘の重要な進展となっています。
三星堆月亮湾燕家院子付近では、四川省文物考古研究院が考古調査を展開し、高級建築の基礎、灰坑(地中に掘られたフラスコ形の貯蔵穴)、灰溝(生ごみや手工業から出たごみが積まれた場所。もともと用水路として使われた可能性があり、最後にごみで埋め立てられた場所)、石器生産加工遺跡など400カ所以上を次々と見つけ、陶器、玉器、石器など4000点以上が出土しました。三星堆遺跡で手工業工房が発見されたのはこれが初めてとのことです。
四川省文物考古研究院三星堆遺跡ワークステーションの責任者である冉宏林氏は、「生産作業場の発見により、三星堆から出土した大量の玉石器の原料がどこから来たのか、その製作技術や生産プロセス、流通方式などの謎が解けるようになるだろう」と述べました。
新材料を用いて三星堆の玉器や石器など原料の出所を実証し、さらに三星堆古城の機能配置など一連の問題に答えを出すことは、三星堆考古学研究の重要な一歩だとされています。(提供/CRI)
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