まるでSF小説?中国の新しい発電所にフランスメディア感嘆

Record China    2024年7月28日(日) 6時0分

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25日、環球時報は中国の新しい発電所についてフランスメディアが「これはSF小説ではない」と感嘆したとする記事を掲載した。

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2024年7月25日、環球時報は中国の新しい発電所についてフランスメディアが「これはSF小説ではない」と感嘆したとする記事を掲載した。

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記事は、フランスのメディアFrandroidの23日付文章を紹介した。Frandroidの文章は、甘粛省瓜州県で今、夜も稼働できる太陽光発電所が建設中で、発電所にある高さ200メートルの吸熱塔2基には3万個近い鏡が取り付けられ、採光面積が80万平方メートルに達すると紹介。「いや、これはSF小説のシーンではない。現在建設中の中国の新型太陽光発電所なのだ」と評した。

そして、この発電所の原理について、鏡を使って太陽光を塔内の溶融塩に集めて巨大な熱電池を作り、この電池によってタービンを動かして発電すると説明。昼間に溶融塩に集められた数百度の熱エネルギーによって、日が落ちた後でもタービンを回すことでき、24時間安定した電力輸送が実現されると解説した。


また、「これがすべてではない。中国のエンジニアはさらに天才的な発想をした」とし、塔に設置された大量の鏡は自由に向きを変えられ、二つある吸熱塔の両方に向けて熱エネルギーを供給することができるという「非常にクール」な仕組みになっていると紹介した。

その上で、この発電所が年末に完成して発電を開始すると、周囲の太陽光・風力発電所とともに総容量70万キロワットの複数エネルギー源によるクリーンエネルギー基地が出来上がり、年間の送電量は18億キロワット時に達すると紹介。欧州の30万世帯の年間消費電力に相当し、二酸化炭素約153万トンの排出削減につながるとした。

文章は最後に「この発電所には強い印象を覚えるが、これは氷山の一角に過ぎない。中国は2060年のカーボンニュートラル実現を目指しており、30年には風力・太陽光発電容量を12億キロワット以上にするという目標を立てている」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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