中国の大気環境モニタリング衛星と陸上生態システム炭素モニタリング衛星が運用開始

CRI online    2024年7月26日(金) 10時30分

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中国の大気環境モニタリング衛星と陸上生態システム炭素モニタリング衛星が運用を開始しました。写真は大気環境モニタリング衛星。

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中国国家航天局は、大気環境モニタリング衛星と陸上生態システム炭素モニタリング衛星の科学研究衛星二つが25日から正式に使用されると発表しました。両衛星の使用開始後、大気環境と陸上生態システムに対するモニタリングを展開することで、世界の気候変動に対応し、「カーボンピークアウト」「カーボンニュートラル」目標の実現に重要なデータサポートを提供することになります。

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大気環境モニタリング衛星は世界初のアクティブレーザー探査方式を採用した高精度大気環境リモートセンシング衛星で、アクティブレーザー、高スペクトル、マルチスペクトル、高精度偏波などさまざまな手段を利用して総合的に観測することができ、大気中の微粒子状物質、汚染ガス、温室効果ガス、雲、エアロゾルおよび地表や水体などの環境要素に対して、広範囲、連続、動態的、終日の総合モニタリングを展開することができ、世界で初めて世界終日1ppm高精度二酸化炭素カラム濃度検出を実現しました。

今回発表された最初の応用成果には、初の高精度世界終日二酸化炭素カラム濃度分布図、初の世界二酸化窒素カラム濃度リモートセンシング図、世界オゾンカラム濃度リモートセンシング図、世界PM 2.5プロダクト分布リモートセンシング図など20余りの内容が含まれています。

また、陸上生態システムモニタリング衛星は「句芒号」とも呼ばれ、世界初の森林炭素吸収源のアクティブ・パッシブ観測を実施するリモートセンシング衛星で、レーザー、多角度、マルチスペクトル、超スペクトル、偏波などの総合リモートセンシング手段を通じて、植生バイオマスと植生生産力を探査するとともに、地理的測量、災害評価、農業状況のリモートセンシングなどの需要に対応することができます。

陸上生態システム炭素モニタリング衛星

この衛星は森林植生の高さ、バイオマス、クロロフィル蛍光に対する定量的なリモートセンシングを実現し、中国と世界の森林炭素吸収源のモニタリング能力を向上させます。陸上生態システム炭素モニタリング衛星が最初に発表した応用成果には、中国南部海南島のクロロフィル蛍光空間の連続したモニタリングデータや、北京・天津・河北地区の冬小麦生産量、夏のトウモロコシバイオマスなど20余りのモニタリングデータが含まれています。

今後、国家航天局は衛星データ資源の共有をさらに推進していきます。(提供/CRI

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