三星堆から再び新たな文化財、修復された金の仮面が初披露―中国

CRI online    2024年7月26日(金) 11時30分

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三星堆博物館で23日、貴重な文化財が初めてお披露目されました。

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中国南西部の四川省広漢市にある三星堆博物館で23日、「精緻な匠(たくみ)の技―三星堆遺跡新出土文化財保護修復成果展」が正式に開幕し、一部の貴重な文化財が初めてお披露目されました。

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今回新しく展示された三星堆文化財のうち、3号祭祀坑から出土した金の仮面が特に人々の注目を集めています。この金の仮面は出土した時に紙のようにつぶれて変形していましたが、入念に修復された結果、その完全な姿が現れました。これは現在三星堆から出土した最も完全な金の仮面の一つでもあるとのことです。

金の仮面のほか、「円口方尊」と呼ばれる重たい青銅器も初めて展示されました。この円口方尊の高さは約45センチで、腹と足は方形ですが、口は円形で外側に大きく張り出しています。本体の腹部は饕餮紋様(とうてつもんよう、怪獣の紋様)が施され、獣の首の装飾が加えられています。肩には対称的に立つ鳥があり、方形の腹部の四隅にはフクロウの形をし、古代に戦争の神とみなされていた「鴞」の模様が飾られています。

今回の展覧会では、文化財修復専門家がデジタル化技術を駆使して、三星堆「神樹2号」を初めて完全な形で見せました。「神樹2号」の部品はそれぞれ2号坑、3号坑、7号坑、8号坑から集められたもので、複数の発掘現場から出土したものをつなぎ合わせて復元した青銅器となっています。新たな考古学的発掘では、「神樹2号」の枝が大量に発見されました。三星堆博物館は元の姿を復元するため、出土した神樹の残骸30個以上をスキャンして、切り口などに基づいて仮想復元を実施しました。AI技術による補助修復により、「神樹2号」の姿はようやく世間に現れることができました。

神樹2号

今回の展示会には青銅器、金器、玉器、象牙などの代表的な器物50点以上が展示されており、90%近くの文化財は初めての展示となっています。(提供/CRI

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