Record Korea 2024年7月27日(土) 22時0分
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中国メディアの鳳凰週刊は26日、韓国の就職市場では中年層の人気が高まっていると報じた。
記事は、「競争の激しい韓国では、定年後も働き続けるのが普遍的な状況になっており、経済的なプレッシャーから70~80歳になってもアルバイトをしなければならず、仕事が見つからない場合は廃品を拾い集めて金に換えて生計を立てたり、体が不自由な高齢者は医療費のためにやむなく売春に走ったりするケースもある」と指摘した。
また、若者については「新卒の年収は中小企業で平均2500万ウォン(約277万円)、大企業では3800万ウォン(約420万円)。低賃金、残業、体裁などの問題から小企業は避けられ、大企業をめぐる就職競争がますます激しくなっている」とし、「成功至上の社会環境の中でダウンし『隠居族』になる人も多く、6月時点で健康なのにもかかわらず仕事をしない20~39歳の人は68万人と過去最多になった」と伝えた。
その上で、「こうした状況からもともと危機に瀕していた中年層が人気になっている」と言及。「忠誠心が高く、使いやすいという理由から職場で重宝されるようになり、高望みしたり、ストレス耐性がなかったりする若者に比べて勤勉で苦労を経験している中年層が就職市場の主役になっているのだ」とした。
そして、ソウルをはじめとする各自治体も中年層の再就職や企業とのマッチングに力を入れていることを紹介。ある調査では76.5%の中小企業が中年層の雇用に前向きで、雇用主の68%が中年従業員の働きぶりに満足していると回答したとする一方、「それでも、これは韓国の中年層が神のような暮らしができることを表すものではない」とも補足した。
中国のネットユーザーからは「中国でも時が来れば俺みたいな中年が人気になるのだろうか?」「中国では35歳以上は仕事が見つからない。韓国の中年がうらやましい」「子どもを産まないことの良さ(自分たちの就業が有利になる)が出てきている」「忠誠心が強く、我慢して働くのがさも良いことのように書かれているのが疑問」「あと20年もしたら、高齢者が職場の人気者になるんだろうな」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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