地質災害監視員が村民206人の命守る、避難完了後すぐ地滑り―中国

CRI online    2024年7月26日(金) 18時20分

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湖北省宜昌市秭帰県政府はこのほど、沙鎮渓鎮三星店村の地質災害監視員、張家紅さんを表彰し、褒賞金1000元を出しました。

湖北省宜昌市秭帰県政府はこのほど、沙鎮渓鎮三星店村の地質災害監視員、張家紅さんを表彰し、褒賞金1000元(約2万1500円)を出しました。張さんは機敏さと責任感で、突発的な危険が発生する前に村民206人の命を守りました。

秭帰県は9日夜、「大暴雨」に見舞われ、降雨量は3時間で163ミリに達しました。雨の中を巡視していた張さんは、山の中腹の道路に現れた亀裂が深刻化しただけでなく、異音も伴っていることに気付きました。地滑りのリスクがあると判断し、すぐに鎮政府に報告した上で、近くの村人に避難するよう通知しました。

張さんの報告を受けた沙鎮渓鎮の洪水防止対策部は、緊急救援隊を迅速に現場に派遣。現場の状況から、地滑りの影響を受ける可能性のある74世帯206人の退去を決定し、同日午後11時ごろに全員を避難させました。張さんが発見した場所では、避難が完了してから間もなく地滑りが起き、20メートル近く下落しました。付近の道路が崩壊し、一部の家屋や電力通信施設が損傷しました。崩壊した道路と損傷した電力通信施設はすでに復旧し、家屋の修復作業が続いています。(提供/CRI

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