訪韓タイ人観光客の減少続く、反韓感情高まる理由は?=韓国ネット「無理に増やすことはない」

Record ASEAN    2024年7月31日(水) 11時30分

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30日、韓国・中央日報によると、韓国を訪れるタイ人観光客の数が昨年12月から7カ月間、減少を続けている。写真は韓国。

2024年7月30日、韓国・中央日報によると、韓国を訪れるタイ人観光客の数が昨年12月から7カ月間、減少を続けている。

韓国観光公社によると、先月の訪韓タイ人観光客数は2万150人で、前年同月より19.5%少なかった。訪韓外国人観光客は141万7000人で47.5%増えている。観光客が20%近く減ったのは主要国ではタイだけだという。東南アジア諸国を見ると、最も訪韓観光客数が多いのはベトナム(4万7323人)で、フィリピン(4万4891人)、シンガポール(3万4134人)インドネシア(2万9137人)と続き、タイは5位だった。

新型コロナウイルス感染症の流行前までは、タイ人観光客が最も多かった。タイではK-POP、ドラマ、映画などが爆発的な人気を得て韓国への関心が高まり、19年には57万2000人が韓国を訪れた。しかし「電子渡航許可証」(K-ETA)の導入や厳格な入国審査により、昨年からタイ人が韓国入国を拒否されるケースが増え、反韓感情が広がっているという。

韓国の文化体育観光部はタイ人観光客誘致のため、年末まで一時的にタイ人のK-ETA免除の措置を取ることを法務部に要請したが、法務部は韓国不法滞在者の国籍で最も多いのがタイであることを理由に、「受け入れ困難」との立場を示しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーは「法務部はしっかり仕事をしてるね」「観光客の減少より不法滞在防止の方が重要だからな」「不法滞在問題は深刻な状況だよ」「観光を口実に韓国に来て不法滞在するタイ人が多い。もっと強化して純粋な観光客だけに来てもらうべきだ」「観光客を増やそうとして犯罪者まで増やしてどうする」「別に韓国は観光で食べている国じゃないからね。来なくていいよ」など、「無理にタイ人観光客を増やすことはない」という声が多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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