<体操>日本に逆転され銀、中国元選手「問題はコーチ陣にある」―中国メディア

Record China    2024年7月31日(水) 13時0分

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パリ五輪体操男子団体で日本に逆転を許し銀メダルに終わった中国チームについて、中国の元体操選手がコーチ・スタッフの問題を指摘した。

パリ五輪体操男子団体で日本に逆転を許し銀メダルに終わった中国体操チームについて、中国の元体操選手がコーチやスタッフの問題を指摘した。中国メディアの極目新聞などが報じた。

29日に行われた男子団体決勝では、中国が大きくリードしていたものの、最終種目の鉄棒で蘇煒徳(スー・ウェイダー)が2度落下する大きなミスで得点を伸ばせず、日本が逆転で金メダルを獲得した。試合後の会見で蘇煒徳は謝罪の言葉を口にしたが、中国のネット上ではバッシングが巻き起こっている。

一方、1996年のアトランタ五輪で個人総合金メダルを獲得した元体操選手の李小双(リー・シャオシュアン)氏は「最大の問題はコーチングスタッフにある。他の人が言えないことは私が言う」と指摘した。まず、パリ五輪で6位に終わった女子団体に言及し、「床と跳馬は1992年の難易度に戻っている。世界のトップと比べ、平行棒も劣っている。コーチらはこの問題を考えなければならない」との見解を述べた。

また、「(男子団体の)肖若騰(シャオ・ルオテン)、張博恒(ジャン・ボーヘン)、蘇煒徳、劉洋(リウ・ヤン)、鄒敬園(ゾウ・ジンユエン)はみな素晴らしかった」としつつ、「チームの年齢が高い。若返りができていない。スポーツとは何か。若返りだ」と述べ、育成や代表選考のあり方を含めて見直すべきだと訴えた。

このほか、トレーニング方法を変えるべきとも言及し、「いつまでも中国選手は身体能力が劣ると言っていてはいけない。私はそうは思わない」と主張。「長年にわたり中国には適格な監督がおらず、管理と士気に問題が生じている。強い指導者がいないことが、中国が2大会連続で団体戦を失敗した主な原因であり、直視しなければならない問題だ」との見方を示した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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