「ハウルの動く城」が台湾で再上映へ!2種類の限定ポスターも公開―台湾メディア

Record China    2024年8月2日(金) 23時0分

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30日、台湾メディアの琅琅悦読が、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品「ハウルの動く城」が8月22日より台湾で再上映されることが分かったと報じた。写真はハウルの動く城。

2024年7月30日、台湾メディアの琅琅悦読は、宮崎駿監督のスタジオジブリ作品「ハウルの動く城」が8月22日より台湾で再上映されることが分かったと報じた。

「ハウルの動く城」は、亡き父の残した帽子店で働く18歳の少女・ソフィーが、ある日、街で魔法使いのハウルに出会うところから始まる。ソフィーはハウルの優しさに心を奪われるが、荒地の魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆に変えられてしまう。老いたソフィーは仕方なく故郷を離れるものの、偶然にもハウルの動く城にたどり着く。ハウルと共に過ごすうちに自分の価値を見いだし、勇気を持って生きる意味を見つけていく。

同作品は日本で公開された際に約196億円の興行収入を記録し、全世界でも驚異的な興行収入を達成。「千と千尋の神隠し」に次ぐ、世界で最も興行収入を上げたジブリ映画第2位となり、第78回アカデミー賞でも長編アニメーション部門にノミネートされている。

記事によると、映画配給会社・甲上娯楽が同作品の再上映を発表すると大きな反響を呼び、世界の雑貨を扱うグローバル通販サイト・Pinkoi(ピンコイ)とコラボレーションした前売りセット券が瞬く間に1万枚を超える売れ行きを見せ、かつて台湾で上映された「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」をしのぐ人気を博しているという。

また、甲上娯楽は有名なクリエイティブディレクターの方序中氏とイラストレーターの董十行氏を招き、同作品の台湾限定ポスターを制作したことを発表。両氏は以前にも「千と千尋の神隠し」や「もののけ姫」の台湾限定ポスターを制作し、多くのジブリファンを魅了しており、3度目となる今回のポスターは一部分がマット加工になっており、城が紙から飛び出すように見える効果が施されているという。

同ポスターはハウル版とソフィー版の2種類が制作され、ハウル版では混沌(こんとん)とした夜空と流星雨を背景に不安定な城が描かれている。冷暖な色調は孤立を象徴し、カルシファーが中心から放つ温かい光は、ハウルに自分を信じる力を与える様子を表現しているという。一方、ソフィー版は、白昼を背景に猛烈に噴き出す蒸気で力強く呼吸する様子を表現。世界がどう変わろうとも恐れず、自信を持って前方を見つめ、一歩一歩力強く進んでいく様子を描いているという。記事は「どちらも城を主体としているが、物事の二面性が表現されている」と評した。

なお、この2種類の台湾限定ポスターは上映初週の入場者特典として配布される予定だ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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