Record Korea 2024年8月3日(土) 19時0分
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1日、環球時報は「韓流の背後にある推進力は何なのか」と題した評論記事を掲載した。
2024年8月1日、中国メディアの環球時報は「韓流の背後にある推進力は何なのか」と題した評論記事を掲載した。
記事は、ショート動画アプリTikTokと英国のマーケティング機関がこのほど発表した報告書の中で、世界における韓国文化製品の支出額が2030年には現在の約2倍近い1430億ドルにまで増えるとの予測を示したことを紹介。いわゆる「韓流」は新型コロナ期間の「非接触経済」の中で一定の世界的な影響力を保ち続け、コロナ後はデジタル経済や人工知能(AI)ビジネスの流れに乗って欧米や中東、アフリカなどで新たな市場を獲得するなど、常に注目され続けていると評した。
そして、韓流が発展を続けられる要因について、いくつかの点から分析した。
まず、韓国政府の音頭によって文化産業輸出における「産・官・学・研・用」の連動体制が構築されたことを挙げ、政府が制度の設計者として法律や政策を打ち出し、企業が実行役として産業チェーンを構築して文化産業の輸出に力を注ぎ、大学や研究機関も韓流のコンセプトを世界に発信し、各国・地域に根ざすためのサポートをしているとした。
次に、韓流に関係する産業同士がスクラムを組み、互いに利益を生む空間を開拓し続けていることを挙げた。エンターテインメント、音楽、映画、出版などを柱に、これに密接に関連する化粧品やグルメ、日用品さらにはモバイルゲーム用品も加わって韓流を盛り上げており、それぞれの産業が組み合わさることによって韓流のスケールメリットを形成していると分析した。
さらに「民族性」と「グローバル性」両方の意識を絶えず高めることによりブランド効果を強化し、より多くの共感を獲得していると指摘。ここ数年は民族性を保ちつつ、世界各国・地域の言葉や風土、人情に寄り添い、各年齢層にマッチしたコンテンツを次々と送り込んでおり、それが成功の一因になっていると解説した。
記事はこのほか、ショート動画や生成AIの流行を意識し、これらの新しいツールを利用して韓国の映像作品や韓流文化のプロモーションを大々的に進めているとし、こういったアクションも韓流の人気を保ち、さらに影響力を拡大していく上での一助になっているとの見方を示した。(翻訳・編集/川尻)
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