2024年8月2日、香港メディア・香港01は、パリ五輪競泳男子100メートル自由形で世界新記録を出して優勝した中国の潘展楽（パン・ジャンラー）について、海外メディアから「薬物疑惑」を問われたチームメートが反論したことを報じた。

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記事は、今大会で女子100メートルバタフライに続いて2日の女子200メートルバタフライでも銅メダルを獲得した中国の張雨霏（ジャン・ユーフェイ）がレース後のインタビューで、オーストラリアの記者から潘の驚異的な記録について「この成績は（薬物なしには）あり得ないのではないか。あなたの考えを聞きたい」と質問されたことを紹介した。

そして、張が「潘は今回のタイムを出す前にたびたび47秒台を切っていたし、彼が徐々に力をつけるのを見てきた。47秒5からいきなり46秒4の世界記録を出したわけではない」と語るとともに、潘が自身と同様、再三にわたりドーピング検査を受ける中で今大会に向けて調整してきたことを明かしたと伝えた。

さらに、回答の最後で張が「どうして中国の選手が速く泳ぐと疑われるのか。それなら以前フェルプスが金メダルを7個、8個取った時に誰も疑念を向けなかったのか。レデッキーも長年長距離で金メダルを獲得しているのに、どうして誰も疑わないのか」と不満をぶちまけたことを紹介した。

チームメートの疑惑をきっぱりと否定した張の態度について記事は、中国のネットユーザーから「外国人は勝てる実力もないのに口だけは達者だ」「張ははっきりとした思考の筋道を持っていて、不良記者の落とし穴にはまることなく問題をあしらった。質問してきた相手はダブルスタンダードだし、卑屈だ」「1日に7回もドーピング検査を受けさせるなんて、中国勢が強いことに対する嫉妬じゃないのか」といった感想が寄せられたことを伝えた。（翻訳・編集/川尻）