中国メディアによると、中国乳製品大手の内蒙古伊利実業集団は3日夜、パリ五輪に関連し、試合前に誤った内容の広告を流したことについておわびする声明を発表した。

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中国のSNSに同日、伊利が北京の商業エリア「三里屯」の大型スクリーンに、テニス女子の鄭欽文（ジョン・チンウェン）の銀メダル獲得、卓球女子の孫穎莎（スン・インシャー）の金メダル獲得、卓球男子の樊振東（ファン・ジェンドン）の金メダル獲得を祝福する内容の広告を流したとする投稿があり、物議を醸していた。

広告が流れたのはいずれの種目も決勝が行われる前で、伊利は「試合終了直後に皆様と喜びを分かち合うため、事前に表示効果テストを行った結果、不適切なタイミングで公開されてしまった」と説明。「皆様に好ましくない体験をさせてしまったことをおわびします」とした。

鄭は3日の女子シングルス決勝でクロアチアのドナ・ベキッチを下し、中国選手初の金メダルを獲得した。卓球女子シングルス世界ランク1位の孫は3日の決勝で同4位の陳夢（チェン・モン）との中国人対決に敗れ、2大会連続銀メダルとなった。樊は4日の男子シングルス決勝でスウェーデンのトルルス・モレガルドを下し、初優勝を果たした。（翻訳・編集/柳川）