上海の張江ロボットバレーで未来に触れる―中国メディア

人民網日本語版    2024年8月6日(火) 10時30分

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ロボット業界では、「世界のロボットの3分の1は中国で生産され、その3分の1が上海で生産される」と言われている。

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ロボット業界では、「世界のロボットの3分の1は中国で生産され、その3分の1が上海で生産される」と言われている。

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上海市にある張江ロボットバレーの未来体験館に足を踏み入れると、ハイテクの波が押し寄せてくる。コーヒーロボットは巧みにコーヒーを淹れ、ラテアートまで描くことができる。インテリジェント似顔絵ロボットは顔の輪郭を認識し、ペンを持ってリアルな人物画を描く。この体験館では、各企業が自慢の技術を次々に披露している。


上海初の「特色産業パーク」の一つである張江ロボットバレーには、ロボット産業のリーディングカンパニーが集まり、世界をリードするロボット応用技術が集結している。


リハビリロボットの生産から始めて人型ロボットで大きく飛躍した傅利葉智能(Fourier Intelligence)は、張江に根ざして10年近くになるインテリジェントロボット企業だ。同社が開発した人型ロボット「GR-1」は高さ165センチメートル、重さ約60キログラムで、全身の自由度は44に達する。傅利葉智能イノベーション・プロジェクトの楊志豪プロダクトディレクターは「人型ロボットは、自らバランスをとる下肢外骨格システムに上半身とロボットアームを加え、大脳・小脳の機能と組み合わせたものと理解できる。非常に細かな動き、音声対話、人や環境とのインタラクションが可能で、汎用人工知能(AI)を応用するうえで理想的なアイテムだ。将来的には、接客、科学研究・教育、医療・リハビリ、工業生産などの分野で応用シーンが無限に広がる可能性がある」と説明する。

中国で初めて最高難度の泌尿器科手術を成功させた国産ロボット、世界初のブレイン・マシン・インターフェース(BMI)手機能リハビリロボットなど、体験館に展示されているインテリジェントロボットは、医療やサービス、工業など幅広い分野に及び、インテリジェント・エコシステムの壮大な未来図を描いている。


スタッフの案内に従って階段を上がると、多国籍企業ABBのインテリジェント選別ロボットが休むことなく作業を行っていた。ABBは張江ロボットバレーに世界最大規模のロボット研究開発・生産・応用拠点を設けた。さらに、上海ロボット産業技術研究院のイノベーションセンターやバイオニックロボット研究所など、多くのイノベーション・プラットフォームも張江ロボットバレーに集積している。

わずか4年足らずで、一連の新たなロボット産業エコシステムが張江ロボットバレーに形成され、根を下ろし、成長を遂げた。張江ロボットバレーは成熟したイノベーション力とエコシステム・プラットフォームによって、川上・川下企業の成長に肥沃な土地を提供し、絶えず産業チェーンを整え、産業エコシステムを構築し、「世界トップレベルのロボット産業クラスターの構築」という目標に向けて邁進している。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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