パクチーや中医薬を取り入れた「新中国スタイルコーヒー」が話題に

人民網日本語版    2024年8月6日(火) 16時30分

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中国でパクチーや中医薬を取り入れた「新中国スタイルコーヒー」が話題になっている。

パクチーアメリカーノや藤椒カフェラテ、黒卜リュフカフェラテといった斬新な「新中国スタイルコーヒー」が今、中国で話題となっている。そして、特色あるカフェが浙江省杭州市で登場し、ネット上で一度は行ってみたい人気カフェとなっている。

杭州市の西湖の湖畔にあるカフェ「夢記珈琲」で、ある女性は「パクチーアメリカーノを飲んだのは初めて。とても爽やかな味わい。25元(約500円)で目新しい体験ができて、お得だと思う」と話す。

「夢記珈琲」の責任者は、「どの『奇抜なコーヒー』もコーヒーの味わいと斬新な味がバランスよくハーモニーするように丹精込めて作っている。例えば、『苦くないゴーヤ』かき氷のゴーヤは芯を取り、藤椒カフェラテは割合を調整することで甘みがピリ辛をカバーできるようにしている」と説明する。

中国のコーヒー市場は近年、急成長しており、5万店舗以上を展開しているコーヒーブランドもある。「2024中国都市コーヒー発展報告」は、今年中国のコーヒー産業は3133億元(約6兆2660億円)規模にまで拡大し、ここ3年の複合年間成長率(CAGR)は17.14%に達すると予測している。

「コーヒーブーム」に乗って、杭州の老舗企業も続々と新商品を開発している。中医薬の老舗「胡慶余堂」が経営する「如意人参カフェ」では、ミカンの皮を乾燥させた「陳皮」を加えた「陳皮小豆カフェラテ」や「オタネニンジンカフェラテ」といった、中医薬と組み合わせた一連のコーヒーや各種季節限定の中医薬ティードリンクなどが若者たちの人気を集めている。スタッフによると、コーヒーに使われている中医薬はどれも「胡慶余堂」が供給している。また、コーヒーの糖分には「胡慶余堂」が煮込んで作った小豆エキスや陳皮エキスが使われており、「糖分控えめ」のヘルシーさが客のニーズを満たしているという。

客の張さんは「カフェ内のアンティークな百味たんすや『薬局』の看板が近代的なコーヒーメーカーとコラボレーションして『中国と西洋の融合』という雰囲気を漂わせ、とてもすてき」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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