陝西省漢中市、完全度の高いパンダの化石が発見―中国メディア

人民網日本語版    2024年8月7日(水) 8時40分

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陝西省漢中市城固県のある鍾乳洞からジャイアントパンダの化石が発見された。

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陝西省漢中市城固県のある鍾乳洞からジャイアントパンダの化石が発見された。現場での採集作業によると、頭蓋骨の化石の完全度は90%以上で、その他の骨の化石の完全度は70%以上。専門家の初期的な判断によると、化石の年代は、20万年から1万年前の第四紀の中期更新世後期から後期更新世だ。陝西省で完全度の高いパンダの化石が発見されたのは初めてで、科学研究と科学教育の高い価値を持つ。中央テレビニュースが伝えた。

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パンダの化石が発見された場所は、漢中市城固県にある鍾乳洞で、深さは約180m。パンダの化石は鍾乳洞の奥深くにある石灰岩の台の上にあった。周囲の環境が暗く湿っており、化石があった位置の上部からは絶えず水が滴り落ち、下部には地下水流が流れていた。専門家は、「パンダ化石の骨格は石灰岩の台の上に固着し、岩石の表面にむき出しになっていた。化石の表面には二次炭酸カルシウムの堆積物があり、面積は約1平方メートル。上腕骨、大腿骨、脊椎、肋骨などのパンダの骨がはっきり見え、長さは3−20cmの間だ」と説明した。


化石の頭蓋骨の形態、歯の構造的特徴、矢状稜の発達の程度などの要素を総合し、専門家はこの化石が成体のパンダで、おそらくメスの個体だと初期的に判断した。長さ30.2cm、幅17.3cm、高さ21.2cm。保存状態の完全度は中国国内であまり見られないものだという。(提供/人民網日本語版・編集/YF)


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