人民網日本語版 2024年8月7日(水) 13時30分
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中国航天科工集団有限公司と山西省が共同建設する超高速低真空チューブ磁気浮上交通システムフルスケール試験ライン(1期)プロジェクトが、低真空環境における試験を完了した。
山西省大同市陽高県高速飛車(真空チューブ列車)試験拠点がこのほど明らかにしたところによると、中国航天科工集団有限公司と山西省が共同建設する超高速低真空チューブ磁気浮上交通システム(以下「高速飛車」)フルスケール試験ライン(1期)プロジェクトが、山西省大同市陽高県で低真空環境におけるシステムインテグレーションデモンストレーション実証実験を完了するとともに、山西省科学技術庁の現場試験・検査に合格した。これは同プロジェクトがプロジェクト検収の条件を備えたことを示している。科技日報が伝えた。
高速飛車プロジェクトは2022年4月に大同市陽高県で正式に着工し、航空・宇宙技術と地上鉄道交通技術を融合したもので、鉄道列車の超高速「低空飛行」を実現し、速度1000km/hを達成することが目標だ。将来的に高速飛車は超大都市圏間の交通輸送に使用されることが可能だ。北京・上海間は1時間半ほどで結ばれる。
今回の試験は全長2kmのチューブ内で低真空環境を構築し、超電導飛行体を採用。試験結果によると、高速飛車は予定の制御カーブに基づき制御を受けながら走行し、安定的に浮上し、安全に停止した。最大航行速度と浮上高度は事前設定値と一致し、各システムが正常に稼働し、実際に測定した航跡が理論曲線と大きく一致し、試験は成功した。
高速飛車プロジェクトの関係責任者によると、今回の試験はフルスケール高速飛車システムの低真空環境における全システム、全フロー、全要素の超電導浮上走行を実現した。長距離・大スケール・真空環境の構築・維持や超電導走行制御などの重要技術とともに、低真空環境における各システム間の協調性及びシステム全体の作業性能を検証した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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