スーパーモバイルバッテリー、浙江省で系統接続―中国

人民網日本語版    2024年8月8日(木) 14時50分

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35kVエネルギー貯蔵発電所1期プロジェクトがこのほど、浙江省建徳市で正式に系統接続した。

35kVエネルギー貯蔵発電所1期プロジェクトがこのほど、浙江省建徳市で正式に系統接続した。エネルギー貯蔵発電所全体のエネルギー貯蔵量は10万kWhで、1期プロジェクトは5万5000kWhの電力貯蔵を実現。稼働開始後は周波数調整とピーク調整により電力網の安定性を高める。科技日報が伝えた。

国網杭州電力供給公司によると、エネルギー貯蔵発電所全体で低圧エネルギー貯蔵システムを採用。直流側はバッテリーを直列接続し、電流と電圧を変換してから充放電を実現する。1期プロジェクトの年間ピーク時の放電量は4000万kWh以上が見込まれ、「スーパーモバイルバッテリー」の役割を果たし、地域のエネルギー発展の需要を大幅に満たすことになる。

同プロジェクトは浙江省エネルギー局によって、新型エネルギー貯蔵プロジェクト重点推進リストに組み入れられ、浙江省が2024年以降に初めて系統接続を完了した電力網側エネルギー貯蔵プロジェクトでもある。エネルギー貯蔵発電所は電力消費が少ない時間帯に電力網側から充電し、電力消費のピーク時に電力網に放電することで、電力負荷ピーク時の電力網の圧力を効果的に緩和し、地域電力網の調節能力を高める。太陽光発電などの新エネルギーを積極的に発展させる中で、エネルギー貯蔵発電所は新エネルギー資源と電力負荷のマッチングを高め、「電源・電力網・負荷・エネルギー貯蔵」の協調と相互作用を促進し、電力網の安全性と信頼性をさらに高めることができる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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