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観客から野次を受けたテコンドー韓国選手が反論「これが相手への礼儀と学んだ」=韓国ネットも擁護

Record Korea    2024年8月8日(木) 16時0分

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8日、韓国メディア・マネートゥデイは「パリ五輪テコンドー男子58キロ級決勝でパク・テジュンに観客から野次が飛んだ」と伝えた。資料写真。

2024年8月8日、韓国メディア・マネートゥデイは「パリ五輪テコンドー男子58キロ級決勝でパク・テジュン(韓国)に観客から野次が飛んだ」と伝えた。

記事によると、パクは7日に行われたパリ五輪テコンドー男子58キロ級決勝でガシム・マゴメドフ(アゼルバイジャン)と対戦し、マゴメドフの負傷により棄権勝ちした。

第2ラウンドの途中、パクは足蹴りを受けて痛がるマゴメドフに対し攻撃の手を緩めず、観客から野次が飛んだ。記事は「マゴメドフは第1ラウンドですでに負傷していたため、観客はパクの攻撃を過剰と感じたとみられる」と説明している。倒れたマゴメドフは棄権を決め、パクは韓国選手として初めて男子58キロ級で金メダルを獲得した。

マゴメドフが倒れた後、パクはマゴメドフの元に駆け寄り心配する様子を見せた。パクはマゴメドフに謝罪の意を示し、マゴメドフもそれを受け入れた。棄権を選択したマゴメドフとハグを交わしたパクは、マゴメドフがマットを離れるのを待ち、それから国旗を掲げるなどして喜びを表したという。

パクは試合後のインタビューで「審判が『カルリョ(離れて)』を宣言した後に足蹴りをするのはマナー違反だが、『カルリョ』までは攻撃するのが規則だ。審判が『カルリョ』を言わなかったので攻撃し、相手が倒れた」「相手が諦めるまで最善を尽くすことが相手に対する礼儀だと学んだ」などと話した。

テコンドー韓国代表のチョン・ウルジン監督は「欧州の選手が試合中に大げさに痛みを訴えることがあり、そこで攻撃を緩めるとその隙をつかれてしまう」としつつも「相手選手がとても痛がっていたので申し訳なくもあり、いい気持ちがしないのは事実だ」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「全ての種目において、最後の瞬間までベストを尽くすことが真のマナーだ」「負傷したからといって相手が手加減してきたら、スポーツ選手としてはその方が頭にくる」「すでに相手が戦意を失ったと判断したなら攻撃を控えてもよかったけど、ポイント制で勝敗が決まるスポーツだからチャンスがあれば攻撃するべきだと思う」「生半可な同情心より、最後まで全力で戦うのが五輪だ」などの声が寄せられている。

一方、一部では「マナー違反ではある。相手が体勢を整えるまでは待つのがプロの姿」「本能で足が動いてしまったのだろう」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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