中国の何氷嬌がスペインのピンバッジを手に表彰台に、世界から称賛のコメント

人民網日本語版    2024年8月8日(木) 16時40分

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パリ五輪のバドミントン女子シングルス表彰式が5日に行われ、銀メダルを獲得した中国の何氷嬌がスペイン五輪委員会のピンバッジを手に表彰台に上がった。

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パリ五輪のバドミントン女子シングルス表彰式が5日に行われ、銀メダルを獲得した中国の何氷嬌がスペイン五輪委員会のピンバッジを手に表彰台に上がり、その行動に注目した海外メディアから称賛が寄せられている。新華社が伝えた。

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試合後の記者会見で、何選手はスペイン五輪委員会のピンバッジを手に表彰台に上がった理由について、「このピンバッジはスペインチームからもらった。準決勝で対戦したカロリナ・マリン選手は試合中に負傷して、棄権せざるを得なくなってしまった。マリン選手は素晴らしい選手で、ライバルでもあるので、私も悲しかった。彼女のような懸命な戦いぶりで決勝に臨みたいと思った。彼女が一日も早く快復することを願っている」と語った。

国際オリンピック委員会(IOC)は同日、SNSアカウントに、ピンバッジを手に表彰台に上がった何選手の写真を掲載し、この中国人選手の勝敗だけではない素晴らしい計らいについて、「これこそがオリンピックのオリンピズムの意義だ」と絶賛した。スペイン五輪委員会もSNSで、「最高のオリンピズムだ」と何選手に感謝を示した。

スペインの多くのメディアも何選手の粋な計らいを報道した。あるニュースサイトは、「ここ数時間の間に、この何気なく、素敵なリスペクトが、SNSを通して世界各地に拡散しており、特にスペインのスポーツファンのお気に入りとなっている」と伝えた。

今大会においてメダル候補とみられていたスペインのカロリナ・マリン(31)は、予想通りの活躍で、準決勝まで順調に勝ち進んでいた。しかし、第1セットを先取し、第2セットも有利に進めていた何選手との試合中に、右膝を負傷。サポーターをしてコートに戻ろうとしたものの、けがは深刻で、棄権を余儀なくされた。


膝の負傷を乗り越えてパリ五輪に出場したマリン選手に多くの選手が励まされていた。そして、たくさんの励ましのメッセージを受けたマリン選手は6日、SNSにおいて、応援する全てのファンに感謝を示したほか、「私は決勝でいいプレーをできるよう、何選手を応援していた。スポーツマンシップが何よりも大切なものだから。表彰台での瞬間は、これまで私がしてもらった最も素敵な行動の一つであり、私は彼女に感謝し続ける」とつづった。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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