中国でドローン配送が人気を集めているワケは?

人民網日本語版    2024年8月10日(土) 5時0分

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地上輸送の重要なサポートとなっているドローン配送は、よりスピーディーな輸送を実現し、配送体験を大きく向上させている。

地上輸送の重要なサポートとなっているドローン配送は、よりスピーディーな輸送を実現し、配送体験を大きく向上させている。

重慶市の山地で収穫されたスモモが注文から24時間以内に中国各地の購入者に届けられるようになっている。そのスモモの輸送を担当するのが重慶郵政で、ドローンを活用している。スモモ畑からドローンで重慶巫山空港まで輸送することで、以前であれば2時間もかかっていた輸送時間がわずか7分にまで短縮され、輸送効率が大幅に高まった。これは、中国郵政が巫山において、空港と結ぶドローンを投入し、大規模に通常運用する初のケースとなっている。

ドローン配送が人気となっている二つの主な理由を軽視することはできないだろう。一つは「スピード配達」のニーズの高まりだ。宅配業界では近年、設備のアップデートが加速しており、宅配効率が高まり続けている。そして、「半日以内に配達」「数時間で配達」「数分で配達」など、宅配便の配達のスピードは加速し続けている。従来の輸送方法と比べると、ドローン配送の最大のメリットは効率が高いことだ。特に都市の渋滞が発生しやすいエリアでも、ドローンであれば巻き込まれることなく、時間通りに荷物を届けることができる。

次に政策のバックアップが挙げられる。2021年2月に低空域飛行活動による経済形態「低空経済」という概念が「国家総合立体交通網計画綱要」で正式に打ち出されたほか、今年になり「新たな成長のけん引力」として「政府活動報告」に組み入れられた。このように一連の政策や措置が打ち出され、実施されていくのにつれて、「低空経済」の「主役」とも言えるドローン配送がより多くの都市で登場するようになっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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