数千体の遺体を窃盗・不法売買で入手し骨移植材料を作る? 75人が関与か―中国

Record China    2024年8月9日(金) 21時0分

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8日、新浪網は、中国で遺体を盗み同種骨移植の材料を製造していたグループが摘発されたとの情報を弁護士が明らかにしたと報じた。

2024年8月8日、中国メディアの新浪網によると、中国で遺体を盗み同種骨移植の材料を製造していたグループが摘発されたとの情報を弁護士が明らかにした。

記事は、中国の弁護士・易勝華(イー・ションホア)氏が8日、遺体を盗み、侮辱し、故意に棄損した犯罪資料をネット上で公開したと紹介。この資料は山西省太原市公安局が今年5月23日に発表し、この事案について同市検察院に起訴することが記されていたと伝えた。

紹介された資料によると、同省のバイオ企業が2015年1月から23年7月までに四川省、広西チワン族自治区、山東省などから遺体を不法に購入し、これを原料として同種骨移植の材料製品を生産、販売し、期間中に3億8000万元(約78億円)の販売収入を得ていたという。警察は捜査の中で同社から原料や半製品18トン余り、製品3万4077個を押収したとのことである。窃盗や不法売買が行われた遺体は数千体に上るとみられる。

また、この事案の容疑者は75人に上り、容疑者の所属先は当事者の企業のほか、四川省の企業や山東省などの医療機関、広西チワン族自治区の葬儀場などに及び、雲南省や重慶市、貴州省、四川省にある火葬場が容疑者の管理下にあったという。

記事によると、易弁護士は自国メディアに対して「知人から取得した資料であり、真実だ」とコメントする一方、自身はこの案件の弁護を担当していないと明らかにしている。また同自治区桂林市民政局の職員は「本件はすでに介入調査、処理を進めている。具体的な状況について、関係業務課がフォローアップを行っている」とコメントしているという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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