2024年8月8日、韓国・京郷新聞は「水嶋光一駐韓日本大使と禹元植（ウ・ウォンシク）国会議長との初の面会が、残り1週間を切った段階で突然延期になった」と伝えた。

記事によると、水嶋大使と禹議長の初の面会が13日に予定されていたが、日本大使館側から7日、禹議長室に「延期する」との連絡があった。

これを受け、韓国の政界からは「光復節（8月15日、日本からの解放記念日）前という時期的な問題が作用した」とみる声が上がっている。また「禹議長が最近、『佐渡島の金山』のユネスコ世界文化遺産登録の過程に批判的な立場を示したため、禹議長と会うのが気まずかったのではないか」との指摘もある。野党関係者は「当初の予定通り面会が行われていたら、禹議長から厳しい一言があった可能性がある」と話したという。

さらに、駐在国の3部要人（国会議長・大法院長・首相）の1人との面会を具体的な理由も伝えずにキャンセルするのは「非礼だ」と指摘する声も上がっている。別の野党関係者は「これは両国間の信頼問題」とし、「1週間を切った段階で突然約束をキャンセルするのは礼儀に反する」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「失礼すぎる」「国会議長は序列2位なのに…。どれだけ韓国を見下しているのか」「親日派以外は用なしということ？」「尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が日本を甘やかした結果だ」「当然だよ。日本は尹大統領を味方につけているから何も怖くない」「今の韓国で日本大使の序列は1位より高いから！」などの声が寄せられている。（翻訳・編集/堂本）