回答者の9割超が「スポーツ・フィットネスが生活の新トレンドになりつつある」―中国

人民網日本語版    2024年8月12日(月) 13時0分

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中国での調査で9割超が「スポーツ・フィットネスが生活の新トレンドになりつつある」と回答した。

中国は8日、16回目の「全民健身日(ナショナルフィットネスデー)」を迎えた。さまざまなスポーツによって人々の暮らしが豊かになるだけでなく、人々の健康レベルも向上している。中国青年報が伝えた。

中国青年報社社会調査センターがアンケート調査プラットフォームの問巻網と合同で1000人を対象に行った「全民健身日」に関するアンケート調査によると、回答者の88.9%が「スポーツ・フィットネスをする習慣がある」と答え、60.9%が「継続的にスポーツ・フィットネスをすることで楽しい気持ちになり、より積極的な状態になる」と答えた。また、90.6%が「スポーツ・フィットネスが生活の新たなトレンドになりつつある」と感じている。

回答者の2割近くが「毎日スポーツ・トレーニングをしている」

上海市に暮らす95後(1995年から1999年生まれ)の呉涵(ウー・ハン)さんは大のスポーツ好きで、仕事の後、週に3回はジムに行く。「会社には従業員用のジムが完備されているので、仕事が終わると直接行っている。便利で時間もかからない」と話す呉さんは、友人と一緒に卓球水泳をするのも好きで、普段からよく出かけているという。

四川省の90後(1990年代生まれ)で二児の母の馬燕(マー・イエン)さんは、長年にわたりスポーツをすることを習慣にできなかったが、最近になってダイエットをしてボディーメークをしようと決意した。「今は体形が大きく崩れて、体重がまた増えてしまった。毎週、動画を見ながらフィットネス体操をしている」と話す。

武漢市の60後(1960年代生まれ)の宋建平(ソン・ジエンピン)さんは、退職してから毎日、規則正しく運動して休息を取り、主に朝と夜に運動をしている。よほど天気が悪くなければ、毎朝7時に近くの公園の広場に行って太極拳をする。最初は同じ団地のの高齢者と練習していたが、その後、近くで働く若い会社員も何人か加わるようになった。若い会社員にとって、7時に始まって8時に終わるこの太極拳は時間的に仕事に差し障りがなく、非常に都合がよいのだ。現在、宋さんと一緒に太極拳をする人はどんどん増えて、宋さんは「先生」と呼ばれるようになった。また、宋さんは夜はいつも妻と一緒に散歩に出かけており、「年を取ったので、激しい運動や競い合うタイプの運動はできなくなった」と話す。

同調査によると、回答者の88.9%が「スポーツ・フィットネスをする習慣がある」と答え、そのうち90後ではこの割合が93.0%に達し、他の年代を大きく上回っている。スポーツ・トレーニングの頻度については、「毎日スポーツ・トレーニングをしている」が19.4%に上った。

どんなスポーツが好まれているか。同調査によると、ランニング(57.7%)が最も人気があり、2位がウォーキング(38.9%)、3位が縄跳び(28.6%)だった。このほかには球技類(24.9%)、水泳(22.6%)、凧揚げ(17.2%)、自転車(16.3%)、羽根けり(16.2%)、ヨガ(13.0%)などがあった。

継続的にスポーツ・フィットネスをすることでどんな変化があったか。回答者の60.9%が「楽しい気持ちになり、より積極的な状態になる」と答え、56.4%が「新陳代謝がよくなり、身体能力が向上した」、51.5%が「睡眠の質が向上した」、43.4%が「より均整の取れた体になり、外見的にイメージアップした」、32.7%が「スポーツの輪に加わって新しい友達が出来た」、23.1%が「忍耐力とストレスに対抗する力がつき、精神が鍛えられた」と答えた。

雲南大学体育学院院長兼南京理工大学動商(運動指数、MQ)研究院院長の王宗平(ワン・ゾンピン)教授は、「『全民健身日』は北京市が2008年に五輪開催を成功させたことを記念して設立されたもので、今年で16年目になる。この16年間で、人々のフィットネスへの意欲はますます高まった。いつでも健康が第一であることを忘れてはいけない。これは私たちがスポーツをする原因でもある」と説明した。

「フィットネスブーム」が盛り上がり続けており、回答者の90.6%が「スポーツ・フィットネスが生活の新たなトレンドになりつつある」と答えた。クロス分析によると、二線都市の回答者はこのように答えた人の割合が最も高く92.7%に達した。次は一線都市の回答者で91.8%。年代別では90後の割合が最も高く93.3%に達し、次は00後(2000年代生まれ)の92.1%だった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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