高速鉄道に続き、大運河ネットワークの構築に着手し始めた中国―中国メディア

Record China    2024年8月12日(月) 9時0分

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2日、中国のポータルサイト百度に、中国が高速鉄道の整備に続いて運河ネットワークの建設に力を注ぎ始めたとする文章が掲載された。写真は蘇州の運河。

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2024年8月2日、中国のポータルサイト百度に、中国が高速鉄道の整備に続いて運河ネットワークの建設に力を注ぎ始めたとする文章を掲載した。

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文章は、中国が約15年の間に高速鉄道2万7000キロ以上を完成させ、現在も約1万キロを建設中だと紹介。高速鉄道網が着実に構築されつつある中で中国が運河ネットワークの整備に目を向け始めたと紹介。中国はもともと陸路や鉄道より低コストな水運が発達しており、昨年の長江の貨物輸送量が64.5億トンと鉄道貨物輸送量の50億トンより多い。人工運河を整備して国内外の大きな水路を接続することにより、今まで以上に地域経済の急成長を促し、国の長期的な発展に寄与することになるとの見方を示した。

具体的な例として、湖北省の荊漢運河、江西省の浙贛粤運河、広西チワン族自治区の平陸運河、湖南省の湘桂運河などを挙げ、淮河や長江、珠江といった大水系が互いに接続し、さらには海にまでつながった未来の運河ネットワークは中国経済の大きな強みになるかもしれないと予測するとともに、洪水防止や灌漑といったその他のメリットも期待できるとした。

蘇州の運河

さらに、自国だけでなく近隣国の運河の整備にも協力しており、今月5日にはカンボジアのフナン・テチョ運河で掘削がスタートし、フン・マネット首相が同日を着工記念の祝日にするほどの重視ぶりであると伝えた。今回掘削するのは全長180キロの運河全体のうち7キロに過ぎないものの、3000トンの船舶が首都プノンペンからケップ港まで航行できるようになり、海に出るためにベトナムを経由する必要がなくなるため、「カンボジアの運命を変える可能性がある」と評した。

文章は最後に「将来、高速鉄道に運河網が加わることが、経済の飛躍的な発展を実現するカギになるかもしれない」と結んでいる。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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