【CRI時評】米国はドーピング問題について世界に説明すべき

CRI online    2024年8月10日(土) 23時30分

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現在、2024年パリ五輪は全日程の半分を終えている。競技場の内外でも「暗流」が沸き起こっている。

現在、2024年パリ五輪は全日程の半分を終えている。競技場の内外でも「暗流」が沸き起こっている。米国のメディアや機関は虚偽の言葉をでっち上げ、他国の選手がドーピング禁止薬物を服用していると攻撃しつつ、ドーピング検査で陽性反応を示した自国の選手をかばい、再び「ダブルスタンダード」を弄び、スポーツを政治化、武器化しようとしている。

公開報道によると、1月初めからパリ五輪直前まで、中国水泳チームはアンチ・ドーピング組織の検査を1人当たり平均21回受け、米国チームの1人当たり6回、オーストラリアチームの1人当たり4回をはるかに上回った。国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス報道官は、中国水泳チームは「全面的な検査を受けた」と回答した。世界反ドーピング機構(WADA)のメディア関係ディレクター、ジェームズ・フィッツジェラルド氏は、「(米国の)一部の者は単にこれらの関係選手が中国人であるということによって政治カードを得ようとしているが、このことは反ドーピング関連機構内に不信と分裂をもたらすだろう」と見ている。

皮肉なことに、米国が「ドーピング」を理由に他国の選手を攻撃した時、同国の一貫した「ダブルスタンダード」が暴かれた。今年3月、陸上の五輪米国代表のエリヨン・ナイトン選手がステロイド(トレンボロン)陽性であることが判明したが、米国反ドーピング機構(USADA)は「選手が汚染された肉を食べたことが原因だ」と主張し、出場停止処分を解除して、パリ五輪への出場を許可すると決定した。過去から見ると、米国で五輪金メダルを獲得した陸上競技の名選手の多くがドーピング検査で陽性だったが、米国の庇護の下で名声を守ったか、軽い処分で済んだ。米国は自国の長年のアンチ・ドーピングの「悪習」に目をつぶっているのに、国境を越えて他国を管理しようとしており、このような「ダブルスタンダード」は国際社会の普遍的な反感を引き起こしている。

オリンピック精神は米国式覇権によって汚されてはならず、アンチ・ドーピング活動は他国を中傷し、抑圧する道具に転落してはならない。関連機関は米国が「世界ドーピング防止規程」に重大に違反した隠蔽行為に対して独立した調査を実施する必要がある。米国は「ロングアーム管轄」を停止し、自身の問題を直視し、大規模なドーピング使用事件について世界に説明し、世界の選手の公平な競技への自信を取り戻し、クリーンで安全なオリンピック環境を整えなければならない。(提供/CRI

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