中国で原発が人気写真撮影スポットに―米メディア

Record China    2024年8月11日(日) 22時0分

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中国メディアの環球時報によると、米ブルームバーグはこのほど、中国で原子力発電所が人気の写真撮影スポットになっているとする記事を配信した。写真は寧徳原発。

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中国メディアの環球時報によると、米ブルームバーグはこのほど、中国で原子力発電所が人気の写真撮影スポットになっているとする記事を配信した。

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記事はまず、「中国は、原子力エネルギー計画の舞台裏を人々に公開し、『原子力観光』がクリーンエネルギー計画の鍵となる分野への支持強化につながることを期待している」と指摘した。

記事によると、中国最大の原子力発電会社である中国広核集団(CGN)は、国内9カ所の原発の見学予約ができるオンラインシステムを開設したほか、手描きの施設案内地図を含む観光案内小冊子も発行した。福建省の寧徳原発で7日に開かれた体験イベントでは、関係者らが、4基のCPR-1000原子炉と近くの香り豊かな白茶園を見学するよう見学客に呼び掛けていた。広西チワン族自治区の防城港原発では「雄大な」華龍一号原子炉が稼働し、浙江省温州の海岸近くに建設中の三澳原発も人気の写真撮影スポットになっている。

寧徳原発

記事は「CGNは、この取り組みが地域観光の活性化につながるだけでなく、放射線や安全管理などの情報を共有することで原子力分野に対する国民の信頼を高めることを期待している。中国は2060年までに二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量をゼロにする目標達成に向け、原発の増強を進めており、原子力分野に対する国民の支持は重要になる。中国は30基の原子炉を建設中で、世界で建設中の原子炉のほぼ半分を占めている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

白茶園

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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