Record China 2024年8月11日(日) 18時0分
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五輪リポーターとしてパリに派遣された元卓球選手の石川佳純さんが、試合終了後の会場で馬選手との再会を果たして「快心の笑み」を見せると、中国のネットでは同件が検索ランキングのトップに躍り出た。
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今回のパリ五輪大会で、中国人が最も強い関心を示した日本人の一人が、現地にリポーターとして派遣された元卓球選手の石川佳純さんだった。関心の焦点は、石川さんの中国の馬龍選手への「想い」だった。中国が10日の団体団体女子決勝で優勝を決めた直後に、会場内で石川さんが馬選手との再会を果たして「快心の笑み」を見せると、中国のインターネットでは「石川佳純見到馬龍了(石川佳純さんが馬龍選手に会えた)」が、検索ランキングのトップに躍り出た。
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石川さんは前日の団体女子準決勝の終了直後に勝利した陳夢、孫穎莎、王曼昱の中国人3選手を会場内で取材した際に、3人それぞれにピンバッジをプレゼントし、陳選手には「馬龍さんに渡してほしい」と言ってピンバッジをさらに一つ渡した。このことから、石川さんは馬選手に会えないかもしれないと考えていたことが分かる。陳選手は笑顔を浮かべて「馬さんに代わってお礼を言います。ありがとうございます」と言った。
ネットで見ることが出来る、翌10日の石川さんと馬選手の再会を紹介する動画は、石川さんと馬選手が何かを話す場面から始まっており、「出会いの瞬間」を確認することはできない。ただし、二人が会話した時間は短かったようだ。石川さんはほぼ斜め後ろから映されているが、カメラの方に顔が向いた瞬間から、快心の笑みを浮かべていたことが分かる。
また石川さんは馬選手に対して、軽く拍手をするような、拝むようなしぐさもした。馬選手も笑顔だ。中国では、二人はピンバッジを「贈り合った」とも報じられている。石川さんを別の角度から撮影画像では、馬選手と対面した石川さんの気持ちが大いに高揚していたことが分かる。
石川さんは現役時代から、中国で人気のある日本人卓球選手で、福原愛元選手の次の世代の「中国人に愛される日本人卓球選手」などとも言われた。実力に加えて容姿も美しいことや、さまざまな言動から中国卓球界への「リスペクト」を見て取れることで、中国人の心をつかんだとされる。今回の陳夢、孫穎莎、王曼旭の中国人3選手への取材でも、中国メディアによる多くの記事が、石川さんが中国語で3選手と会話したことを特筆した。
石川さんは、陳夢選手に馬選手へのプレゼントを託した時点で、多くの中国人ネットユーザーが、二人を「カップル」と表現した。しかし中国メディアは、石川さんの馬選手に対する感情は、「卓球人としての愛」であり「崇拝」だと報じた。石川さんは現役選手時代から馬選手への尊敬の念をしばしば表明しており、実現はできなかったが、馬選手とペアを組んで混合ダブルスの試合に出場したいとも語っていたからだ。
中国の情報サイトである網易が掲載した記事は、インタビューを受けた日本の張本美和選手も近くにいた馬選手をずっと見ていたと指摘した。同記事は、「馬龍選手は卓球でGOAT(Greatest of All Time、常に最も偉大)と公認されている存在であり、無数の卓球選手にとっての偶像なのだ」と論じた。(翻訳・編集/如月隼人)
pic.twitter.com/OxYflTUCC1— 中国動画 (@RC00547555) August 11, 2024
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