「韓国旅行禁止」が話題のタイで中国旅行熱が高まる―中国メディア

Record ASEAN    2024年8月14日(水) 19時0分

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13日、中国メディアの環球網は「韓国旅行禁止」が話題になっているタイで、中国旅行熱が高まっていると報じた。写真はLABUBU。

2024年8月13日、中国メディアの環球網は「韓国旅行禁止」が話題になっているタイで、中国旅行熱が高まっていると報じた。

記事は、韓国を訪れるタイ人観光客数は新型コロナ前の2019年、K-POPや韓国ドラマなどの韓国文化の影響でASEAN地域最多の計57万2000人を記録した一方で「タイ人観光客の韓国熱は最近冷めつつあるようだ」とし、ネット上で多くのタイ人観光客が明確な理由の説明もないままに韓国からビザ発給を拒否されたと不満をこぼしていることを紹介。入国を拒否されるだけでなく、航空券やホテルなどの前金を取り戻せない、パスポートに入国拒否スタンプを押されて他国への入国も難しくなるといったケースも起きており、「韓国側はこの問題をタイからの不法就労者のせいにしている」と伝えた。

そして、昨年後半には「韓国入国禁止」というハッシュタグがXで拡散し始めて反韓感情に火がつき、今ではタイのSNS上でほぼ毎月「ボイコットコリア」がトレンドワードに登場するとした。

その上で、多くのタイ人観光客が中国や日本に目を向け、特に中国の人気が高まっていると紹介。タイ政府観光庁の担当者が「今年、中国に旅行するタイ人の数は大幅に増加している」と語り、タイの旅行代理店スタッフも「中国への旅行費用は韓国に行くよりもはるかに安い」と述べたことを伝えた。また、タイ人が中国に行く理由について、 自然の景観や文化的・歴史的名所が数多くあることに加え、昨今、中国政府が力を入れているノービザ政策も寄与しているとの見方を示した。

このほか、ポップマートの人形LABUBUなど中国製玩具や中国人デザイナーのバッグがタイで熱狂的な人気を博していることもタイ人の中国旅行熱をさらに高めていると指摘。観光の専門家で北京連合大学特任教授の張凌雲(ジャン・リンユン)氏が「文化的な知的財産は観光を促進し、観光客を誘致する上でますます重要になってきている。中国は風光明媚な山や川、古跡などで常に多くの観光客を呼び込み、優れたインフラと便利な決済手段で旅行体験を高めてきた。これに文化的知的財産の創出が加わることで中国観光の可能性や魅力がさらに高まり、観光市場をさらに活性化することができる」と述べたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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