今年のパリ五輪卓球競技に参加したドイツの有名な男子卓球選手ティモ・ボル（43歳）は、自身のSNSアカウントに、中国の卓球選手馬龍（マ・ロン）との特別な自撮り写真を投稿し、「伝説」という言葉を添えました。

ボルはSNSアカウントで、パリで馬と再会したことは五輪競技場を離れる前に最も残したい貴重な記憶だとつづりました。一方馬は、「会うたびに集合写真を撮ることは、十数年にわたりすでに互いの暗黙の了解になっている」と言いました。

2005年、卓球選手として全盛期を迎えていたボルは、深センで開催されたオープントーナメントで17歳の馬と出会い、新鋭の馬に4-1で敗れました。それからの数年間、2人は勝ったり負けたりしながら、特別な形で互いの成長に寄り添ってきました。

2013年の長春オープンでは、馬とボルがペアを組んで男子ダブルスのタイトルを獲得しました。それ以来、2人は何度もペアを組んでいます。「長い間、私たちの関係はライバルであるだけでなく、友人やパートナーでもあった」とボルは言いました。「私たちはお互いに尊敬し合っているし、ボルのような優秀な選手がいるからこそ、より多くのドイツやヨーロッパの若者が卓球に魅了されているのだと思う」と馬は述べました。

ボルはまた孔令輝、王浩、許昕、樊振東など中国男子卓球の名将とも親交を結んでいます。ボルは、「中国代表チームには、一緒に練習させてもらったり、中国スーパー選手権に出場させてもらったりして、とても感謝している。彼らのおかげで、今のようなハイレベルな選手になることができた」と言いました。

馬は、「卓球という競技には国境がなく、フィールドの外ではみんな家族のようなものだ。これが卓球の最大の魅力だと思う」と話しました。（提供/CRI）