新婚カップルのニーズがますます多様化・細分化するのに伴い、幸福に関わる産業、特にブライダル産業に従事する人に対する要求もますます高くなっている。中国教育部は5月、北京社会管理職業学院を基盤とした民政職業大学の設立を認可し、ブライダルサービス・管理職業の学部専攻が初めて設置された。今年から学生の募集が始まり、大きな注目を集めている。

同学院婚礼文化・メディア芸術学院の于暁輝（ユー・シャオフイ）院長は、「現在、中国ではブライダル産業をはじめとする『幸福産業』が拡大し続けており、関連分野の人材が100万人以上不足している。ある企業信用調査プラットフォームのデータによると、中国には現在、ブライダル企業が240万社以上あり、結婚相談関連企業は26万社を超え、結婚相談機関は1600カ所以上に達する」と説明した。

ブライダル専攻の卒業生の専門就職率は約60～70％になり、就職先は主にブライダルサービスの営業、企画、司会、写真撮影、ビデオ撮影、フラワーアレンジメント、ヘアメイクなどのポストに集中する。湖南省ではブライダル産業に初めて就職した大卒者の基本給は月収3000～4000元（約6万～8万円）に達する。重慶市では結婚式場の営業職は繁忙期の月収が2万元（約40万円）に達することもある。一方で、優れたヘアメークアーティストの給与には上限がないという。（提供/人民網日本語版・編集/KS）