パリ五輪で卓球ラケット折られた中国選手「スペアも大差はなかった」

Record China    2024年8月14日(水) 15時0分

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パリ五輪でラケットを折られるアクシデントに見舞われた卓球中国代表の王楚欽が現在の心境をライブで語った。

2024年8月13日、パリ五輪でラケットを折られるアクシデントに見舞われた卓球中国代表の王楚欽(ワン・チューチン)が現在の心境をライブで語ったことが、中国のSNS・微博(ウェイボー)で注目を集めた。

王楚欽は7月30日のパリ五輪卓球混合ダブルス決勝で北朝鮮ペアを破って金メダルを獲得した直後に、カメラマンによってラケットが踏まれ、折れてしまった。翌日、予備のラケットで臨んだ男子シングルス2回戦では精彩を欠き敗戦。試合後にはラケットの影響が確かにあったことを認めた。この件について、世論から王に対する同情の声とともに、元卓球選手からもラケットが選手にとっていかに重要なものかを訴える声も多く寄せられた。

中国の動画メディア・梨視頻の微博アカウントによると、王は13日にライブ配信を行い、当時の「ラケット事件」について「ラケットが折れた時、心も折れた。そして、怒りと心細さを感じた。混合ダブルスで優勝した直後で喜んだり感謝を示したりしていたところでラケットが折れてしまったからだ。あのラケットは一緒に数多くの優勝を勝ち取ってきたメインのラケットだった。予備ラケットとの差はそこまで大きくないが、メインラケットは自分の心のよりどころだった。でも、それがシングルスで負けた原因というわけではなく、自分の実力の問題の方が大きいとは思う。今まではいつも3種目に出ていたが、五輪の戦いは他の大会で3種目に出るより消耗する。緊張をほぐすことができず、精神を消耗し、体が疲れていた。だから100%の力で試合に対応できなかった」と語った。

王のコメントに対して、中国のネットユーザーは「しっかり休んでほしい。そしてラケットを折ったカメラマンは出てきて謝罪してほしい」「王がラケットを言い訳にしないからといって、この件を水に流していいことにはならない。五輪の会場で起きた前代未聞のトラブルだ」「ラケットを折られた翌朝の試合だもんな。ボンドで接着しても間に合わなかったよな」「しっかりコンディションを整えて、4年後を目指してまた頑張ってほしい」といったコメントを寄せた。一方で「王のメンタルの弱さが露呈した」「ラケットという言い訳があってよかったね。さもなくば敗戦の言い逃れができなかったもんね」など、アンチと見られるコメントも一部で見られた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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