Record China 2024年8月15日(木) 14時0分
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フランス・パリの台湾系ホテルに宿泊した中国人が、中国国旗だけ飾られていないことについてホテルスタッフを問いただした。
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フランス・パリの台湾系ホテルに宿泊した中国人インフルエンサーが、中国国旗だけが飾られていないことについてホテルスタッフを問いただす動画が話題になっている。複数の台湾メディアが14日に報じた。
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報道によると、中国人インフルエンサーの男性がこのほど、パリのエバーグリーンローレルホテル(長栄桂冠酒店)に宿泊した際、ロビーに飾られている各国国旗の中に中国国旗だけがないことを発見。男性は「重大な問題を発見した。ここにはわれわれ中国の国旗がない」として、ホテルのフロントに抗議に向かった。
男性らが英語で「ここは中国のホテルじゃないのか?」と尋ねると現地人スタッフは「台湾のホテルです」と返答。男性らは「台湾?台湾は中国じゃないのか。なぜ中国の国旗はないのか」と不満を述べ、スタッフに「われわれは同じサイズの中国国旗を持っているので、一緒に掲げてもらうよう支配人に伝えてくれないか」と聞いたが、スタッフは「できません。上層部が決定したことですので私は何もできません」と答えた。
男性らが支配人に電話をしてくれと要求するも「休日なので」と拒否された。男性らは一旦その場を離れ、しばらく後に同じサイズの中国国旗を持ってきて再びフロントスタッフに交渉したが、「先ほど申し上げたようにこれ(国旗を掲げること)は私の仕事ではありません。私はホテル内の装飾を決めることはできません。あなたもホテルの装飾を決めることはできません」と断られた。
男性らはなおも「だが中国は私の母国だ。(飾り付けは)誰が決める権利があるのか。支配人に連絡してくれないか」と食い下がったが要求は通らず、「ここには泊まらない」とキャンセル(返金はなし)手続きをしてホテルを後にした。
男性らはその後、同ホテルで働いているという中国人料理人とコンタクトを取り話を聞くと、その料理人は「もとは中国国旗もあったが総経理(社長)がやって来て切り落とすよう指示した。これはわざとだ。私も3度抗議した」と内情を明かした。
この動画に中国のネットユーザーから批判の声が続々と上がる一方、台湾のネットユーザーからは同ホテルを称賛する声が上がっているという。
同ホテルは14日に「当ホテルは一貫して顧客第一のサービス精神を持っており、お客様に完璧な宿泊体験を提供することに注力しています。ホテルでは五輪開催に際して関連の飾りつけを行っていますが、お客様に最高の体験を提供できなかったことは非常に遺憾です。当ホテルは今後も改善を続けてまいります」との声明を出した。(翻訳・編集/北田)
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