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呉昌碩生誕180周年記念、北京で「若山牧水、師村妙石書法篆刻藝術展」

CRI online    2024年8月15日(木) 13時50分

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中国美術館と日中文化交流協会共催の国際交流展「若山牧水、師村妙石書法篆刻藝術展」が14日に北京で開幕しました。

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日本の近現代の文化人にも大きな影響を与えた中国の画家・書家・篆刻家である呉昌碩(1844~1927)の生誕180周年を記念した、中国美術館と日中文化交流協会共催の国際交流展「若山牧水、師村妙石書法篆刻藝術展」が14日に北京で開幕しました。

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芸術展では、呉昌碩と同時代を生きた日本の歌人・若山牧水(1885~1928)の書のほか、牧水と同じく宮崎で生まれた書家・篆刻家の師村妙石氏(75歳)が、自身が敬慕し、自らの創作にも大きな影響を与えた呉昌碩と牧水の2人をテーマにして創作した書・印、および鐘ヶ江勢二氏、財前謙氏、山本宣広氏らの現代書家による和歌の書、計81組が展示されています。

会場を案内する師村妙石氏

開幕式では、中国美術館の呉為山館長、日本中国文化交流協会の中野暁専務理事、中日友好協会の程永華常務副会長らがあいさつしました。

呉館長は2000年にわたる中日の書道交流の歴史を振り返り、開幕式に数多くの中国文化界の代表が駆けつけたのは、「日本書道界の友人たちが呉昌碩を敬慕していることに対する熱意と謝意の表れだ」と述べ、詩・書・印を展示する今回の展覧会は50年、100年を経ても、歴史がきっと覚えていてくれるだろうと指摘しました。

日本中国文化交流協会の中野暁専務理事

中野専務は「日本が中国から学んだ書や漢詩などが日本人の『骨格』を形作った」と指摘し、展覧会は「両国の相互理解を深め、日中友好の雰囲気作りに大きな役割を果たす」と期待を寄せました。

程副会長は、篆刻や書で文化の融合を図ろうという師村氏の心遣いを高く評価し、「呉昌碩をはじめとした両国の芸術家たちは、学びあうプロセスの中で深い絆で結ばれた」と述べ、書道や篆刻は東洋特有の文化であり、今後も心の交流にその役割を果たし続けて欲しいと述べました。

展示会に特別出展された呉昌碩の像(呉為山館長作品)

師村氏は開幕式で、「若山牧水は中国の大地を踏みたいとの夢は果たすことなく、43才の若さでこの世を去った。今回、牧水の夢を、作品を通して実現できたことは、私の夢がかなったということでもある」と感動を禁じ得ない様子でした。

作品の解説を行う師村妙石氏

師村氏は1972年、中日国交正常化の直後に初めて訪中し、中国との篆刻や書の交流をライフワークとして取り組んでおり、訪中は今回で232回となります。中国美術館での個展は2008年、2018年に続いて、今回で3回目となります。

呉為山館長から寄贈証書を受ける師村妙石氏

なお、師村氏はこの展覧会を機に、若山牧水の作品5点を中国美術館に寄贈しました。(提供/CRI



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