20万年以上前の皮洛遺跡、人類が青海チベット高原の東端に至った時期を更新

CRI online    2024年8月16日(金) 20時50分

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皮洛遺跡では2020年の発見以来、3回にわたって活発な考古学的発掘が行われ、1万2000点余りの石器類が発見されています。

皮洛遺跡並びに更新世ユーラシア大陸古代人類移動拡散国際学術シンポジウムがこのほど、四川省カンゼ・チベット族自治州稲城県で開催されました。会議は四川省考古学会、中国考古学会旧石器専門委員会が主催しました。会議は、稲城県にある皮洛遺跡の年代が今から20万年以上前のものであることから、人類が遅くとも20万年以上前には青海チベット高原の東端に到達していたことを明らかにしました。

皮洛遺跡は、四川省稲城県皮洛旧石器時代遺跡とも呼ばれ、四川省カンゼ・チベット族自治州稲城県に位置しており、平均の標高は3750メートルを超えています。遺跡の南北は約2000メートル、東西は約500メートル、総面積は約100万平方メートルで、川西高原(四川省西部)で発見された大型旧石器時代の広野遺跡です。

同遺跡では、2020年の発見以来、3回にわたって活発な考古学的発掘が行われ、1万2000点余りの石器類が発見されています。遺跡の特殊な地形と位置、完全な地層配列および考古学的発掘により発見された多様な石器技術は、ユーラシア大陸の東西の人々の交流を理解する上で重要な証拠を提供し、標高の高い地域での人類の活動の歴史的プロセスを認識する上で貴重な新しい資料を提供しました。(提供/CRI

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