ベトナムの新最高指導者が18日から訪中、鉄道接続が優先議題―台湾メディア

Record ASEAN    2024年8月19日(月) 10時0分

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台湾メディアの中時新聞網は16日、ベトナムの最高指導者トー・ラム国家主席の訪中に関連し、「当局者によると、鉄道接続が優先議題となる」とする記事を掲載した。写真はハノイの鉄道。

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台湾メディアの中時新聞網は16日、ベトナムの最高指導者トー・ラム国家主席の訪中に関連し、「当局者によると、鉄道接続が優先議題となる」とする記事を掲載した。

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記事によると、中国とベトナムが貿易促進を目指す中、トー・ラム国家主席は夫人と共に18~20日の日程で中国を訪問して習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談する。

記事によると、ロイター通信は16日、「中国メーカーの間では、米国との貿易摩擦が激化する中、輸出向け事業の一部をベトナムに移転する動きが増えている。シームレスな鉄道の接続はサプライチェーンにとって極めて重要だとみられている。両国は中国南部からベトナムの首都ハノイと北部の工業中心地まで2本の鉄道で結ばれているが、ベトナムのインフラはフランス植民地時代にまでさかのぼるもので、中国の高速鉄道とは軌間が異なるため、乗客と貨物は国境で列車を乗り換える必要がある」と伝えた。

ロイター通信によると、1970年代後半に短期間の国境紛争を起こし、現在も南シナ海の国境をめぐって頻繁に衝突している共産党政権下の隣り合う2カ国間の不信感は、長らく鉄道接続の進展を妨げてきたが、ここ数カ月は安全保障上の懸念よりも経済的な考慮が優先されているようだ。

ベトナムのトー・ラム国家主席

習主席は昨年12月、ベトナムの鉄道の改良を支援するため助成金と融資を提供することを提案し、両国は鉄道協力を強化するための2つの覚書(MoU)に署名した。ベトナムのブイ・タイン・ソン外相は声明で、トー・ラム氏が8月初めにベトナム共産党の最高指導者である書記長に就任して以来初の外遊となる今回の訪中の焦点について、調印した協定の履行と「特に鉄道接続など相互利益の分野で新たな実質的な協力成果を達成すること」にあると述べた。

中国の熊波(シオン・ボー)駐ベトナム大使はこのほど、地元記者に対し、両国が3本の路線の計画を加速させていると語った。計画は、ラオカイからハノイ経由で港湾都市ハイフォンに至る路線とランソンからハノイに至る既存路線のアップグレード、およびモンカイからハイフォンまでの海岸沿いの3本目の路線建設だ。ベトナム当局者は、トー・ラム氏の訪中期間中に鉄道、その他の投資、農産物貿易などに関する新たな合意が締結される見込みだと述べた。(翻訳・編集/柳川)

ハノイの鉄道

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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