Record China 2024年8月19日(月) 11時0分
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中国に遠征中のサッカーU-16日本代表が同中国代表に2-1で勝利し、中国のサッカーファンが関心を寄せている。
中国に遠征中のサッカーU-16(16歳以下)日本代表が同中国代表に2-1で勝利し、中国のサッカーファンが関心を寄せている。
18日に中国・瀋陽で行われた「和平杯」中国戦に臨んだ日本は、32分に相手のミスからボールを奪うと吉田湊海(鹿島アントラーズユース)の右足シュートで先制に成功する。しかし、52分に艾比布拉(アイビーブーラー)に見事な左足ミドルを決められて同点に追いつかれる。それでも、77分に前線からのプレスで相手ゴールキーパーのパスをカットした野口蓮斗(サンフレッチェ広島ユース)がそのまま流し込み勝ち越し。試合はこのまま終了し、日本が勝利した。
この試合についてスポーツジャーナリストの徐沢鑫(シュー・ザーシン)氏は「試合を通じて、中国の選手は同年代の日本の選手と差はそれほど大きくないと感じた。2008年生まれの(中国の)選手たちは基礎がしっかりしていてプレッシャーを受けてもコンビネーションを崩すことはなかった。艾比布拉や王一(ワン・イー)など、両サイドを突破できる特長を持った選手もいる」と評価した。
一方で、「細かい部分ではまだ高めなければならないところも多い。2失点は判断のミスからだった。ゲームの流れを読む力、瞬間的な技術と体の使い方では、日本とはまだ差があった」とした上で、同中国代表を率いる日本人の上村健一監督について「彼がもたらしたサッカー理念を堅持する道は、現在のところ正しいように見える」と述べた。
いつもは自国に手厳しい中国のサッカーファンからも「2失点ともミスから。悔しすぎる」「試合自体は悪くなかった」「1-1で追われた試合だったな。強化試合で良かった。教訓にしよう」「成長のための代償だ」「希望が見えた試合だった」「2点とも自分たちで与えてしまった。まだ成長の余地は大いにある。頑張ってほしい」など、善戦を評価する声が多く上がっている。
中国は10代の若い世代の台頭が目覚ましく、特に同中国代表は昨年のEAFF U15 男子選手権の決勝で日本を下して優勝した。また、今年4月のアンダーカテゴリー中国代表の日本遠征では、U-15代表、U-14代表、U-14女子代表が日本のクラブチームなどと計12試合の強化試合を行い全勝している。(翻訳・編集/北田)
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