中国・上海市のディズニーランドで女性が号泣する映像が中国で大きな注目を集めている。

映像には、白いワンピースを着た若い女性が地面に突っ伏して大泣きしている様子が映っている。現地メディアによると、騒動があったのは今月18日。園内で女性が列に並んでいる途中にトイレに行きたくなりスタッフに相談。スタッフは一時的に列を離れられる「トイレカード」を女性に発行した。

報道によると、この「トイレカード」は混乱を避けるために導入されたものだといい、多くの場合、列を離れられる時間は20分間と決められているとのこと。しかし、トイレが混んでいたためか女性はこの制限時間に間に合わなかった。スタッフから列に並び直すように言われた女性はあれこれ事情を説明したものの結局認められず、ショックのあまり大泣きしたという。

中国のSNS・微博（ウェイボー）では「女性がディズニーでトイレ時間を超過して号泣」がトレンド1位に。ネットユーザーからは「トイレだって並ばないといけないんだよ。20分はひどい」「トイレに行くことすらこんなに難しいとは」「金を払って（入園して）尊厳もないなんて。わざわざこんなところに行くことはない。世界遺産の風景を見に行く方がいい」といった声が上がった。

一方で、「時間は事前に知らせられていたわけだからスタッフが悪いわけじゃない」「一度列を離れられるだけで十分に寛容的だと思う」「トイレに20分はかからないと思うけどな。見つからなかったのか？」「時間を過ぎたら列に並び直すのは当然。全てはルールにのっとった対応で、精神崩壊する理由なんて何もない。意味不明」「時間を過ぎたら並び直すは当然。でないと、トイレを理由にした場所取りが横行する」といった声も寄せられている。（翻訳・編集/北田）