処理水の海洋放出から1年、韓国政府「安全基準値を超えた事例は1件もない」=韓国ネットに批判殺到

Record Korea    2024年8月21日(水) 20時0分

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21日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府が福島第一原発で処理水の海洋放出が始まってから1年になるにあたり「これまでに放射能の安全基準値を超えた事例はない」と明らかにした。資料写真。

2024年8月21日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府が福島第一原発で処理水の海洋放出が始まってから1年になるにあたり「これまでに放射能の安全基準値を超えた事例はない」と明らかにした。

国務調整室の金鍾文(キム・ジョンムン)国務第1次長は同日、「海洋放出が始まってからこれまでに7回の放出が正常に行われ、現在8回目の放出が行われている」「韓国政府は昨年8月24日の放出開始から今年8月19日までに計4万9633件の放射能検査を完了した」などと説明。「韓国の海域、水産物、船舶のバラスト水に対する放射能検査の結果、放射能の安全基準値を超えた事例は1件もなかった」とし、「水産物の消費急減や買い占めといった国民の懸念を示す現象もみられなかった」と強調した。

その上で「海洋放出は長期的な作業で、国民の健康と安全に直結する問題であるため、今後も放出が計画通りに進められるかどうかモニタリングしていく」とし、「国民の健康と安全を守ることを少しも疎かにせず、ベストを尽くして対応していく」と述べたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「なぜそれを韓国政府が?」「日本政府の発言かと思ったら…」「韓国政府は日本の報道官なの?」「放出自体が安全基準に違反しているんだよ」「どんな検査結果が出ても関係ない。発表内容は最初から決まっていたのだろう」など批判的な声が殺到している。

一方で「科学の時代に科学の恩恵は全て受けておいて、処理水は科学の問題ではないというのはおかしいよね」との声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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