200両の客車をけん引可能、中国初の高出力水素機関車が一般公開

CRI online    2024年8月21日(水) 17時20分

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内蒙古自治区オルドス市にあるバトゥタ水素補給ステーションで先日、2400キロワットの高出力水素エネルギー動力機関車が一般公開されました。

中国北部の内蒙古自治区オルドス市にあるバトゥタ水素補給ステーションで先日、2400キロワットの高出力水素エネルギー動力機関車が一般公開されました。これは、水素エネルギーを主な動力源とする中国初の高出力水素エネルギー機関車です。同機関車は間もなく実用化されると報じられています。

中国の水素機関車は水素燃料電池を使用しており、水素の化学エネルギーを電気エネルギーに変換し、電気エネルギーで列車を駆動します。この過程で生成されるのはクリーンで安全な水のみで、ディーゼル機関車に比べて年間164トンの燃料を削減することができ、二酸化炭素排出量508トンの削減が可能です。

同機関車は省エネで環境に優しいだけでなく、パワーも非常に大きく、最高時速は100キロで、けん引最大負荷は連結すると6キロ以上の長さになる200両の客車がけん引できる1万トンにも達します。現在までに、動力システムや主要部品の耐久性、高温・低温、振動などのテストが終了しています。

中国初の高出力水素機関車は水素を満載した状態で12時間以上の連続運行が可能で、航続距離は800キロに達します。さまざまなけん引運用の需要に応じて水素燃料による電力供給、リチウム電池による電力供給、ハイブリッドの電力供給など多様な電力供給モードに対応しており、大気汚染物質と温室効果ガスの排出が大幅に削減できます。また、水素エネルギー機関車の水素充填速度は毎分7.2キロと非常に速く、30分で充填できることが分かっています。

内蒙古自治区オルドス市のバトゥタ水素補給ステーションは中国初の重負荷鉄道用水素充填ステーションで、主に国産の高出力水素動力機関車と「水素燃料電池+リチウムイオン蓄電池」のゼロエミッション架線作業用車両に水素注入サービスを提供しています。世界初の耐低温自動水素充填ロボットを搭載しており、マイナス25度という条件下でも24時間稼働できます。(提供/CRI

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